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image1400.png公開年:2008年  
公開国:アメリカ
時 間:104分  
監 督:ペイトン・リード
出 演:ジム・キャリー、ゾーイ・デシャネル、ブラッドレイ・クーパー、ジョン・マイケル・ヒギンズ、テレンス・スタンプ、リス・ダービー、ダニー・マスターソン、フィオヌラ・フラナガン、サッシャ・アレクサンダー、モリー・シムズ、ブレント・ブリスコー、ロッキー・キャロル、ジョン・コスラン・Jr.、スペンサー・ギャレット、ショーン・オブライアン他
受 賞:【2009年/第18回MTVムービー・アワード】コメディ演技賞(ジム・キャリー)
コピー:それは、今まで誰も気づかなかった幸せになる方法

銀行で貸し付けを担当しているカール。離婚以来、友人からの誘いをいつも断り、仕事でも申請を却下し続ける毎日。ある日、親友の婚約パーティまでもすっぽかしてしまい、友人から“生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになる”と脅され、その改善に、とあるセミナーへ参加することに。セミナーの主宰者から、意味のある人生を送るためには、そんなことに対しても全て“イエス”と言うのだと説かれ、そのとおりイエスを連発していくと、不思議なことに物事が好転し始め…というストーリー。

近年観たジム・キャリー作品は、「ナンバー23」「エターナル・サンシャイン」と、非コメディ系。その間に「ディック&ジェーン 復讐は最高!」というコメディ映画があるようだが、見ていない。予告を見た限り、「ブルース・オールマイティ」なんかの方に近そうだが、いかがなものかな…と鑑賞。

彼のコメディ系作品は、SFとかファンタジーとか非現実的な要素が、幾分入っていることが多いが、今回はそういう魔法チックな仕掛けはなしだった。ストーリは予告にあったとおり。後ろ向きな人生を送っていた男が、参加したセミナーの主宰者から、意味のある人生を送るための唯一のルールはなんでも“イエス”と言うことだ、と説かれる。それを実行していくと、次第に物事が好転し始める…、というモノ。本当に予告の通り。
とあるバラエティTV番組の新作映画紹介コーナーでは、予告以上に内容を説明していたのだが、あれは全部のストーリーを言ったに等しかったな。「ああ、予告で言ってたとおりだなぁ…」と既視感すら漂う始末。じゃあ、つまらなかったのか?と聞かれれば、否。実に、おもしろかった!

事前に内容がわかっていたようなものなのに、おもしろかったというのは、スゴイことではかなろうか。なんでおもしろかったのか?と、すっかり楽しんだ本人が、振り返って自己分析するというのは、ちょと難しい作業のような気もするが(理由を考えながら楽しんでるわけじゃないからね)、できるかぎりがんばって挙げてみよう。

・後ろ向きというよりは、もはや偏屈に近い主人公のキャラクターなのだが、かといって、在り得ないほど特異な人物にも思えない。むしろ、うまくいかない時の自分に思えて、かなり感情移入できた。
・“イエス”“イエス”を連発して、様々なことが起こるのだが、わらしべ長者のように、「さすがにそこまで連鎖しないだろう~」的な無理は感じなかった。なにせ、世の中に普通にありそうなことに対して、個別に“イエス”といっているだけなので、本気でやろうと思えば、自分も同じ状況になる。個人融資を連発してかえってうまくいっちゃう…なんて、今のご時勢、本当におこってもおかしくない。
・銀行の上司の趣味だって、恋する女性のいろんな活動だって、そういうセミナーの存在だって、変わってはいるけど、実際ありえなくもない。最後のオチだって、そういうセミナーが存在するなら、そういう行動を取ったって別に不思議ではない。

そうか。設定、シナリオ、全てにおいて、実際にありえなくもない線を絶対に外さないように展開しているから、「それはないだろう」的な興醒めを一切感じさせないで、そのおかげで、ストーリーに引き込まれ、没頭することができたのだ。これは絶妙なシナリオの勝利だ。
で、ライターは誰かというと、ニコラス・ストーラー、ジャレッド・ポール、アンドリュー・モーゲルの3人がクレジットされている。他作品で脚本経験があるのは、ニコラス・ストーラーだけで、「ディック&ジェーン復讐は最高!」に携わっているのだが、これも共同脚本。この人の才能のおかげかどうかよくわからないなぁ。

とにかく、それなりにがんばっているのに、イマイチうまくいかないなぁと、日々感じている人ならば、本作を観ることで、少なくとも小石2・3個分は気が晴れるのは間違いないので、お勧めする。

#そういえば、前にも、生き方を変えるルールを実行していく…的な作品があったような、、、。そうだ、『ペイ・フォワード』だ。まだ未見なので、観て比較してみることにしよう。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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