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公開年:2006年
公開国:アメリカ
時 間:145分
監 督:マーティン・キャンベル
出 演:ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジュディ・デンチ、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ジェフリー・ライト、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ライト、カテリーナ・ムリノ、イワナ・ミルセヴィッチ、セバスチャン・フォーカン、イェスパー・クリステンセン、クラウディオ・サンタマリア、イザック・ド・バンコレ、トビアス・メンジーズ 他
受 賞:【2006年/第60回英国アカデミー賞】音響賞(Martin Cantwell、Mark Taylor、Chris Munro、Eddy Joseph、Mike Prestwood Smith)
コピー:最初の任務は、自分の愛を殺すこと
ダブル・オーの称号を得たジェームズ・ボンドは、犯罪組織の資金源を絶つという最初の任務に乗り出す。やがて、世界中のテロリストを資金面で支えるル・シッフルなる人物が一連の事件に関わっていることが判明。ル・シッフルがモンテネグロの“カジノ・ロワイヤル”で大勝負に出ることが明らかとなり、更なる陰謀を阻止せんと現地へ向かうのだが…というストーリー。
『007 慰めの報酬』を観たが、人物名から追っておる相手からさっぱりトンチンカン。我慢して観進めていくと、Mがボンドに対して、復讐している云々のセリフが出てきて、どうやら、前作『カジノ・ロワイヤル』と密接につながっていることに気付く。これは、もう一度観直して、思い出さないとイカンと思い中断。
さて観ようとおもっていたら、奇跡のTV放送が。
本作は、ボンドが00ナンバーになるところから語る“ビギニングもの”。とはいえ、それほど“ビギニング”的な部分が前面押しなわけでもない。いままでのシリーズと比較すると、プレイボーイ要素は減り気味で、マッチョで骨太なキャラクター。冒頭のアクションシーンはかなり激しく、カンフー映画かというくらいで少しびっくりするくらい。現実離れしたハイテク武器もほとんど出ない。
ダニエル・クレイグがボンドに選ばれたとき、かなり否定的な意見もあったけれど、本作を観るかぎり非常に好感が持てる。こういうボンド像はいいと思う。ステレオタイプな色男が流行る時代でもないしね。
こういうノリで3本くらいつづけてくれればいいと思う。
ポーカーのシーンまでは、なかなかいいテンポで、毒を盛られたくだりなど、かなりドキドキできてよかったのだが、拷問を受けてから謎解きのくだりになっていくと、なにやらノリが悪くなってくる。まあ許容範囲ではあるのだが、ただ、あのラストは、大半の人が混乱したのではないか。まず、あれは誰?あそこでバツッと終わらせる意味は?と正直意味不明だった。最近の映画にしては長めの145分なのに、こんな投げっぱなし?と思わざるを得ない。公開当時は続編があるかどうかもわからないし、続編と密接に繋げるかどうかもわからないし、モヤモヤした気持ちで映画館を出た人が多いだろう。
まあ、はじめにも言ったが、次作の慰めの報酬に、直につながっているので、両方をレンタルして連続して見ることをお勧めする。『ボーン・アイデンティティ』シリーズよりも、純粋にアクションを楽しめるいい作品だし、意外に、このところスカッとアクションで楽しませてくれる映画は多くないので、いいと思う。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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