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公開年:1959年
公開国:アメリカ
時 間:78分
監 督:エドワード・デイヴィス・ウッド・ジュニ
出 演:グレゴリー・ウォルコット、トム・キーン、デューク・ムーア、モナ・マッキノン、ダドリー・マンラヴ、ジョアンナ・リー、トー・ジョンソン、ライル・タルボット、ベラ・ルゴシ、ヴァンパイラ、クリスウェル、ジョン・ブリッケンリッジ、トム・メイソン、トム・ニー他
続いて、『プラン9・フロム・アウタースペース』。
地球各地で目撃される空飛ぶ円盤。宇宙の支配者の命令で人類に戦争をやめるよう忠告しに地球を訪れた宇宙人たちは、彼らの存在すら認めない米国政府の態度に、ついに“第9計画”をもって応じるが…というストーリー。
『エド・ウッド』では、この映画のスポンサーになってもらうために、キャスト全員をバプテスト教会に帰依させているシーンがある(実話のようだ)。宗派変え程度は、アメリカ人にとって抵抗が無いものなのか、とんでもないことなのだが映画への情熱がそうさせたのかは、よくわからない。
で、内容だが、これは確かにヒドい。“史上最低の映画監督”の称号は、この映画をつくった彼に与えられたものということらしいのだが、頷ける。本作は、あまりのつまらなさのために劇場公開されず、TV局にフィルムを安く買い叩かれ、その後、深夜にヘビーローテされたそうだ。そのため、公開されなかったにもかかわらず、逆にアメリカ人の記憶に焼きつく結果となったらしい。
ヒドい点を挙げればキリがないのだが…
・ルゴシのシーンは、同じフィルムの使いまわし(ルゴシが死去してしまったため)。本当に同じカットが何回も出てくる。代役のシーンはバックショットか顔隠し。
・セットが学芸会レベル(学習机・カーテン・板・ダンボール、、、)。
・夜なんだか昼なんだか、わからない(数秒のなかで黒い空と白い空のカットが混在する)。
・科学知識皆無(水素爆弾は気体を破壊した爆弾????)。
・なんで宇宙人の存在を知らしめるために、地球人の死体を操作するのか????
・クリズウェルによるプロローグとエピローグは、何を言いたいのか完全に意味不明。
断片的にシーンを撮って、後から辻褄あわせのパッチワークをしたとしか思えない。クラクラくること請け合いで、悪夢の中に突き落とされた気分だ。僕はどうしても最後まで一発で見続けることができずに、4回ほど寝て(気絶して)しまった。深夜放送を見たアメリカ人も、さぞよく眠れたことだろう。続いて『グレンとグレンダ』をレンタルする計画もあったのだが、とても耐えられそうもなく断念した。
物事を完璧にこなさないといけないような強迫観念に追われている人が見ると、“適当でいいんだ、、”と気楽なれる映画かもしれない(この映画のレベルは、“適”しても“当”たっていないのだが…)。
#ちなみに、芸人のなだぎ武や浅越ゴエが所属する「ザ・プラン9」の由来はこの映画タイトルらしい。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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