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image1165.png公開年:1999年 
公開国:アメリカ
時 間:123分  
監 督:ウェス・クレイヴン
出 演:メリル・ストリープ、アンジェラ・バセット、グロリア・エステファン、エイダン・クイン、クロリス・リーチマン 他
ノミネート:【1999年/第72回アカデミー賞】主演女優賞(メリル・ストリープ)、主題歌賞(ダイアン・ウォーレン “Music of My Heart”)
コピー:いま 聞こえる―― 50人の子どもたちが弾く50挺のヴァイオリンの奇跡


夫と別居することになったロベルタは、友人の紹介でバイオリンの腕を活かしてハーレム地区の小学校でバイオリン・クラスの臨時教員となる。当初は真剣でなかった子供たちだが、彼女の熱心な指導でみるみる上達。やがて彼女のクラスは人気授業となっていった。しかし、10年後、彼女のクラスは市の予算削減のため打ち切られることになる。彼女はクラス存続の資金集めのためコンサートを企画するが…というストーリー。

『陽のあたる教室』のようの音楽モノだけど、実話ベースの物語なので、作為的な盛り上げエピソードは無くって、悪く言えば淡々と流れる内容なのだが、抑えめの感じが逆によい結果に(フィクションなら、引っ越したインド系の女の子は、舞台に立ちそうだものね)。

ラストのほうで母親が、「今日があるのは彼(元夫)が出て行ったおかげよ、、」というセリフがとてもよい。私は、人ってそういうことを感じるために生きていると信じているから。

ラストのバイオリンの音色にもかなりグっときてしまった。若造のころはバイオリンの音なんてなんとも感じなかったのだけどなぁ…。年を重ねるとモスキート音が聞こえなくなるというけれど、高音域がカットされて心地よい音に感じられるようになったのだろうか。

ということで、メリル・ストリープの一人舞台って感じはしないでもないんだけど、本作はグっときてばかり。好き嫌いは別れると思うが、泣かせられたくはないけど、ほんわかしたい気分には浸りたいってときには、お薦めする。

#もし、自分に孫ができて、楽器を弾くようなことがあったら、私が死ぬまでにカーネギーにつれていってくれ…と言って見たい。

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image0930.png公開年:2002年 
公開国:オーストラリア
時 間:94分  
監 督:フィリップ・ノイス
出 演:エヴァーリン・サンピ、ローラ・モナガン、ティアナ・サンズベリー、ケネス・ブラナー、デヴィッド・ガルピリル 他
ノミネート:【2002年/第60回ゴールデン・グローブ】音楽賞(ピーター・ガブリエル)
コピー:お母さんに会いたい



1931年、アボリジニの少女モリーは妹のデイジーと従姉妹歳のグレーシーたちと平穏な日々を送っていたが、時の政府のアボリジニ保護政策によって拘束され、母親から引き離され施設に強制収容された。粗末な環境で、白人社会へ適応するための厳しい教育が始まったが、たまりかねた彼女たちは脱走。延々続くウサギよけフェンスの先にある母の待つ故郷へ向けて1500マイルの道程を歩き始める…というストーリー。

はじめから、原住民への権利侵害を糾弾する目的が前に出すぎていて、まず映画として楽しむことが阻害される。本国ではどうだったか知らないが、日本での紹介文もそれが前面すぎて、よほど社会的な問題に興味のある人でなければ躊躇してしまう(日本の配給会社は、わざと観る人を減らそうとしているのだろうか)。

私は、本作は、脱走劇かつロードムービーとして充分成立していると思う(というか成立さることができたと思う…が正しいか)。観すすめていくうちに、何をどうひっくりかえしても、オーストラリアの原住民政策に憤りを感じずにはいられないのだから、それは奥底に沈めて、映画としてのおもしろさを追求すべきだったと思う。

アメリカの人種差別政策などと比較すると、あまりにも現在進行形感があるので、特に現地公開の映画と考えると、そういう立場はとりにくかったことは、理解するのだが、その踏み切れなさが映画のクオリティを下げてしまい、結局、原住民政策を世に問うという効果さえ薄れさせてしまった。

まあ、1点だけ本作から教訓を得た(といってもあくまで自論の域を出ないが)。こういう文化や武力の圧倒的な差をもって迫害・侵略された場合、妥協なしに対立するか、徹底的に(攻めてきた側がひるむくらいに)迎合するかのどちらか以外の行動をとってはいけないということだ。本作のアボリジニのように、中途半端に配給をうけるような行動だけは、最悪の結果を招く、、、ということだ。
100%そうだとは言わないが、戦後日本は、欧米文化を狂ったように受け入れたことで、今があるのだ。だからといって日本文化が消滅したか?といえばそうではないのは言うまでも無い。おそらく徹底抗戦よりも、相手を取り込んでとことん喰い尽すことが正解なのだろうな、、と思う。

閑話休題。本作は映画としては二流の線を届くか否かのギリギリのレベルである。こういう社会問題に興味がないのであれば、特に観なくてもよいだろう。
 

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image1034.png公開年:2004年 
公開国:イギリス
時 間:103分  
監 督:スティーヴン・ウーリー
出 演:レオ・グレゴリー、パディ・コンシダイン、デヴィッド・モリッシー、ベン・ウィショー、ツヴァ・ノヴォトニー 他
コピー:今暴かれる、ローリング・ストーンズの創始者、B・ジョーンズの栄光、挫折、そして“謎の死”



ローリング・ストーンズの結成時のリーダー兼ギタリストとして栄光と挫折を味わい、わずか27歳の若さで不運な死を遂げた悲劇のロック・ミュージシャン、ブライアン・ジョーンズの実像に迫るストーリー。

ローリング・ストーンズのことは、ミック・ジャガーとキース・リチャードのことしか知らない。私は洋楽にまったく明るくないのだ。キースのイメージは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の彼くらいしかしらないので、若いころのキースがどれなのか、さっぱりわからない。ミックも比較的くちびるの厚い人を探す始末(笑)。

今回は、あまりコメントすることがない。なぜなら、私のように、彼らのことをなにも知らない人は、おそらく観てもおもしろくないだろうから。

多少ウソでもいいから、純粋に転落するスター像を描くドラマとして、おもしろさを追求してくれればよかったんだけど、結局は真犯人を暴露したいだけの映画である。はじめからどこで死ぬのかもわかってしまうし。

リアルタイムでブライアン・ジョーンズがいる時代のローリング・ストーンズを知らなければ、見る必要ない。今回はお薦めどころか、注意喚起である。
それにしても、本作で真犯人とされている人が、本当に犯人かは確証はないのではないかな。ちょっと、遺族なら憤慨するかもしれないね。

#でも、“STONED”っていう原題は秀逸だね。
 

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image0531.png公開年:2000年  
公開国:アメリカ
時 間:129分  
監 督:ジョージ・ティルマンJR.
出 演:ロバート・デ・ニーロ、キューバ・グッディング・Jr、シャーリーズ・セロン、アーンジャニュー・エリス、ハル・ホルブルック、マイケル・ラパポート、パワーズ・ブース、デヴィッド・キース、ジョシュア・レナード、デヴィッド・コンラッド、グリン・ターマン、ホルト・マッキャラニー、アリミ・バラード 他
コピー:歴史はルールを変える者によって作られる。


貧しい小作農民の子として生まれたアフリカ系アメリカ人のカールは、夢を抱いて海軍に入隊したが、黒人はコックか雑用係という厳しい現実。しかし、彼の泳ぎの才能を見たプルマン大佐から甲板兵に取り立てられる。やがて、ある事件をきっかけに、彼はダイバーになることを決意する…というストーリー。

実在する伝説のアフリカ系アメリカ人海軍ダイバーがモデルの話。
強烈な人種差別に屈せず、その思いを貫く姿にとにかく燃える。燃える。ベタベタかもしれないが燃えるものは燃える。何のひねりもないが、ただ燃えるのだ。それを魅せる映画だから。

しかし、残念ながら最後の展開で、『セント・オブ・ウーマン』を思い出してしまったのがいけなかったか…(観れば私の言いたいことはわかるはず)。『セント・オブ・ウーマン』に比べると、規模も盛り上がりもいまいちで、ちょっとチャチに感じてしまった。そう考えると、デ・ニーロの役も、アル・パチーノが演じたキャラにかぶってるか…。
まあ、実話ベースということで、会議の規模も展開も、盛り上がり重視でアレンジするなんてことはできまい。実話の足枷。そこはうまいことネゴをとって、実話からおもいっきり逸脱してもよかったのではないか。
よって、ラストにカタルシスが無いことが、本作の難点であろう。

ただ、深夜に見始めたなら、眠気が覚めること請け合い。仕事でイヤなことがあった人が観ると、負けてらんないな!ってかんじで力が沸くだろう。そういう人にお薦めする。

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プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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