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公開年:2006年
公開国:アメリカ
時 間:93分
監 督:リアム・リンチ
出 演:ジャック・ブラック、カイル・ガス、JR・リード、ロニー・ジェイムス・ディオ、ポール・F・トンプキンス、トロイ・ジェンティル、ネッド・ベラミー、フレッド・アーミセン、エイミー・ポーラー、ティム・ロビンス、デイヴ・グロール、ベン・スティラー、ミート・ローフ、コリン・ハンクス、エイミー・アダムス、ジョン・C・ライリー 他
コピー:目指すはロックで“成り上がり”



JBはロックが大好きな少年だったが、敬虔なクリスチャンで厳格な父親は「ロックは悪魔の音楽」だといって固く禁じていた。JBは、ロックの神と崇めるディオから「ハリウッドを目指せ」と啓示を受け(たと思い)、ハリウッドを目指しs家を飛び出しすのだった。とはいえハリウッドの場所すら知らず飛び出したため、長年アメリカ全土を放浪することとなち、とうとう本場ハリウッドに到達したことには、はすっかり大人になっていた。JBは該当でギターを弾くおじさんのKGと出会う。KGのギターの腕前にほれ込んだJBは、一緒にバンドを組もうと持ちかけるが拒否される。その夜、JBが街角のベンチで寝ていると、『時計じかけのオレンジ』の扮装をした男達に袋叩きにされてしまうが、それを通りかかったKGが救うのだった。その後、すったもんだの末、二人はロック・ユニット“テネイシャスD”を結成する。ある日、音楽雑誌を観ていると、ロックスターが同じピックを持っていることに気付き…というストーリー。

冒頭の子役がジャック・ブラックに似すぎで笑える。掴みはOK。
小学生くらいの男の子が家出して放浪した末に、すっかり大人になってやっとハリウッドに到着とか、色々意味がわからない(高校生くらいの年齢だっていうならわからんでもないが)。だけど、全編を通してこういうノリの作品なの。ツッコミを入れる気は、早々に放棄することになる(良い意味でも悪い意味でも)。

自分はロックの世界で生きる、絶対に成功する…と、根拠のない確信によって行動原則が貫かれている。“自分はすごいロックスターだ”という勘違いではなく、そうなれるという前向きな勘違いなので、気持ちがいいちゃ気持ちがいい。

上のあらすじで“すったもんだの末”と簡単に書いたが、ユニット結成のミソはその部分に詰まっていて、KGが自らを実は有名な音楽関係者と偽ってJBを騙す、バレる、よくわからんけど仲直りする…という、かなりこねくり回した内容になっている。正直、文字でおこしてしまうと意味がわかんない展開だったりする。

で、そうやって腹ボテなおっさん二人が、ロック魂を発露してく様子が綴られていくなら、さぞや面白かったのだろうが、“成功するためには、伝説にピックが必要”っていう物のせいにしちゃう展開になる。これを良しとするかどうか。その伝説ってのが比喩とかではなく、本当に悪魔の所業という、ファンタジーになっていく。まあ、物に頼っちゃだめよ…っていうオチにはなるんだけど、教訓めかした流れに面白さがあるわけではない。

さらに、KG役の人が、二人でロックスターを目指し始めた途端、つまらないキャラクターになっていく。ほぼ、後半は反目してばかりなので、一緒におもしろいことをするという流れも少なくなっていく。

脚本家も飽きてきたのか、終盤のシナリオはかなり雑。赤外線解除のスイッチが、赤外線の先にある意味が不明とか(閉じ込められた時用っていう解釈もできなくないけど、あれだけ赤外線が密集してたら、綺麗に閉じ込められる方が稀だし)。そういう雑なノリはわざとなのかもしれないんだけど、わざとに見えないんだよ。

要所要所で、ロック・ミュージカルな演出が挟まれるのだが、作品を通して統一感があるのはコレ。この要素ももっと多くして全面に出していけばよかったと思うのだが。

ちょこちょこクスりとできたが、そこまでの作品。ちょっとギターを買いたくなったけどね。

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