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image2111.png公開年:1991年
公開国:アメリカ
時 間:99分
監 督:フランク・オズ
出 演:ビル・マーレイ、リチャード・ドレイファス、ジュリー・ハガティ、チャーリー・コースモー、キャスリン・アーブ、トム・アルドリッジ、スーザン・ウィリス、ドリス・ベラック、ブライアン・レディ 他
コピー:ミョーな患者が医者にペッタンコ。笑い事じゃない!あっち行けシッ!シッ!




様々な事柄に恐怖を感じるボブ・フィリーは、精神科医を転々とし治療を重ねているが、一向に改善しない。今の主治医も匙を投げてしまい、知り合いのレオ・マービンにボブを押し付けてしまう。レオは、新著『ベイビー・ウォーク』を出版し話題になりつつあり、家族と一緒にすごす休暇中に、TV番組からの取材の申し込みがあり、有頂天になっている。休暇前にボブの診察を行ったものの、彼の無茶苦茶な症状っぷりに驚きつつも、とりあえず自分の著書『ベイビー・ウォーク』を渡して、そのまま休暇に入ってしまう。一旦は帰宅したものの、休暇が終わるまで次の診察をしてもらえないことで不安になったボブは、パニックに陥る。なんとかレオの診察を受けたいボブは、電話交換手を騙し、ボブの別荘の住所を聞き出す。パニックになりそうになりながら、何とかバスに乗り込みレオの別荘を訪ねていく。ボブはなんとか追い返そうと必死になるが…というストーリー。

コメディ作品なのだが、これはホラーである。私にはそう見える。
まるで精神科医の父親がカリカリして偏狭な人間であるように描かれ、妻や子供たちがその父親が行動を制限されて苦しんでいるように描かれているが、狂っているのは家族の方である。みんなボブが患者であることは理解している。医者のところに患者が押しかけるなどルール違反もいいところだし、ボブの行動を見てもちょっとおかしいことくらいわかりそうなものだ。また、自分の夫が精神科医なのだがから、そんな状況がゆるされないことはわかっていて当然。
父親が嫌いなのか何か知らないが、娘と息子もこの妻の馬鹿遺伝子を受け継いでいるんだろう。ボブがいい人だと家に置こうとするのは編。狂っている。これは、夫を精神的に追い詰めて崩壊させようという悪意以外の何者でもない。

しかし、後半になってくると、家族以外もクレイジーさを発揮する。TVクルーも、患者がたまたまいたからって、じゃあ出てもらいましょうって。意味不明。あり得ない。
喫茶店の夫婦が買いたかった家を横取りされたことを逆恨みするのは、まあ判る(悪いのは不動産やだと思うけど)。でも、どうして喫茶店の夫婦がボブが出ているのを大喜びしているのかも、意味不明。

レオとトムが入れ替わるのが、面白い(と製作側は思っている)らしいが、正直おもしろくないし、レオが白痴状態になる様子は、ちっともおもしろくない。“おつむてんてん”って、精神病患者をなんだと思ってるのか、なかなかの不謹慎っぷり。エピローグもヒドくつまらない(訴訟がどうのこうののくだりの何が面白いのかまったくわからん)。鑑賞後の不快感が甚だしい。

コメディとしてはクソつまらない。ホラーとしてみると及第点。アメリカ人の笑いはわかんねーわ。実は妻の策略でしたって、オチでもつけば面白かっただろう。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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