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公開年:2001年
公開国:アメリカ
時 間:89分
監 督:ベン・スティラー
出 演:ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン、クリスティーン・テイラー、ウィル・フェレル、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェリー・スティラー、デヴィッド・ドゥカヴニー、ジョン・ヴォイト、ジュダ・フリードランダー、ジャスティン・セロー、エイミー・スティラー、ジェームズ・マースデン、ネイサン・リー・グレアム、ヴィンス・ヴォーン、ビリー・ゼイン、ドナルド・トランプ、クリスチャン・スレイター、キューバ・グッディング・Jr、ナタリー・ポートマン、レニー・クラヴィッツ、デヴィッド・ボウイ、スティーヴン・ドーフ、クラウディア・シファー、ヴィクトリア・ベッカム、ウィノナ・ライダー、パリス・ヒルトン、グウェン・ステファニー、ハイジ・クラム、ギャリー・シャンドリング、ルーカス・ハース、フレッド・ダースト、アレキサンダー・スカルスガルド 他
ノミネート:【2002年/第11回MTVムービー・アワード】チーム賞(ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン)、カメオ出演賞(デヴィッド・ボウイ)、名セリフ賞(ベン・スティラー “There's more to life than just being really, really, really good looking.”)、衣装賞(ベン・スティラー、ウィル・フェレル)
コピー:3%の体脂肪率。1%の知能。彼の名は…
超売れっ子の男性スーパーモデルであるデレク・ズーランダー。これまで年間最優秀モデルを3年連続で受賞しており、今年の受賞も確信していたが、新人モデルのハンセルに奪われてしまう。すっかり落ち込んだデレクは、大事な友人たちも不幸な事故で亡くしてしまい、失意のまま引退を決意。炭鉱で働いている父親や兄弟がいる地元に戻る。しかし、デレクのモデル業を恥だと思っている彼らは、デレクをまったく相手にしない。結局ファッション業界に戻るしかないデレクに、業界№1デザイナーのムガトゥから、ショーモデルのオファーがくる。これを復活のチャンスにしたいデレク。しかし、実はムガトゥは、マレーシア首相の暗殺計画のヒットマンとしてデレクを利用としており…というストーリー。
バカなノリがすごい。まず、ベン・スティラーがトップモデルっていう設定があり得ない。観客はそれを許容する…というか、無理矢理納得しないと話が進まない。モデルの表情の“技”とか、もうわけがわからない。
ファッション業界が、途上国の労働力の搾取から成り立っている!なんていう話からスタートするもんだから、コメディとはいえ裏にはメッセージ性を潜ませているのかと思いきや、ベン・スティラーの社会問題に対するシニカルさが、本気で批判したいのか、批判していること自体を揶揄したいのか、よくわからないときている。煙に巻きすぎ。
なにやら、ファッション業界に潜んでいる“悪”が、労働力を確保するために、国民を搾取から救おうとするマレーシア首相の暗殺しようとする。自分達の手は汚さないで、簡単に洗脳されるアホを利用しよう。そんなアホはいるか?いるじゃん、デレクだよ…って。デレクはおだてられ利用され、いざ暗殺の手ごまになりそうになる。さてどうなるか。ただそれだけのお話。
その薄っすいプロットを、原色バリバリのファッションに、『オースティン・パワーズ』的な下品なネタに、ちょっと昔の良い曲を集めたBGMに、異様に豪華なカメオ出演で、コーティング。
まあ、観終わったあとには、感動も爽快感も、そしてそれほど満足感も何も残らない。ただただバカなノリを一過的に楽しめばそれでいいだけの作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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