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公開年:2000年
公開国:アメリカ
時 間:113分
監 督:スティーヴン・フリアーズ
出 演:ジョン・キューザック、ジャック・ブラック、リサ・ボネ、ジョエル・カーター、ジョーン・キューザック、サラ・ギルバート、イーベン・ヤイレ、トッド・ルイーソ、リリ・テイラー、ナターシャ・グレグソン・ワグナー、スージー・キューザック、ディック・キューザック、ブルース・スプリングスティーン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、クリス・バウアー、アレックス・デザート、 ドレイク・ベル 他
ノミネート:【2000年/第58回ゴールデン・グローブ】男優賞[コメディ/ミュージカル](ジョン・キューザック)
【2000年/第54回英国アカデミー賞】脚色賞(D・V・デヴィンセンティス、スティーヴ・ピンク、ジョン・キューザック、スコット・ローゼンバーグ)
【2001年/第10回MTVムービー・アワード】音楽シーン賞(ジャック・ブラック:ジャック・ブラックによる“Let's Get It On”)、ブレイクスルー演技賞[男優](ジャック・ブラック)、カメオ出演賞(ブルース・スプリングスティーン)
コピー:音楽オタクで恋愛オンチ。誰の胸にもラブソングが流れだすHi-Fiな恋の物語。
30代の独身男ロブ・ゴードンは、シカゴで小さな中古レコード店を経営している。あまりにも音楽へのこだわりが強く、好きな作品しか扱わないため儲かってはいないが、それなりに暮らせるだけの収入はある。そんなある日、同棲していた弁護士の恋人ローラが、突然出て行ってしまう。それをきっかけに、ロブは何で自分の恋愛はうまくいかないのか、これまでの失恋体験をリストアップして振り返る。ローラに付き合っているがいる男がいることが判明すると、思いはさらに暴走。リストアップした過去の恋人のペニーやサラやチャリーたちの現在の居場所を探り出し、自分の何が悪かったのか聞いて回る始末。そうやって、なんとかローラへの思いを断ち切ろうとするロブだったが、彼女への愛は消えることなく…というストーリー。
ロック好きにはたまらない作品だろう。オタクのダメ人間のコメディなんだけど、ジョン・キューザック演じる主人公は結構な数の女性と付き合っており、ナードじゃなくてギークに近い。一方、雇っているディックとバリーはナード寄りだったりして、バランスがおもしろい。そんな、ジャック・ブラック演じるバリーと内向的なディックとの会話が、馬鹿馬鹿しいんだけど、たまにちょっと心に刺さるのも良い。
彼らは大人になれない人たち。でも世の中の男性は、大人のふりができる人とできない人の二種類しかいないでしょ。"フリ”をすることなんかまっぴらごめんっていう素直な人たち。社会性に若干欠けているかもしれないけど、それなりに生きてる。男性は「アホだなー」と思いつつも共感し、女性は自分の周囲の男共がなんでアホなのか理解する一助になることだろう。
絶対に無理めなローラとの関係が再開した後も、微妙な崩壊の予兆を孕み続ける緊張感があったりして、うまいシナリオだった(コメディ調だけど、繰り広げられている恋愛模様はけっこうエグいかも)。そんな展開の中、ジャック・ブラックがいい味を出す。単なる端役かな…なんておもってたんだけど、最後の最後でズドンとやられる。意外や意外、ほっこりした気持ちで観終えることができる。
人間って見た目の印象じゃないよね。多分、人からはそんな風に見られているんだけど、自分の内面ってそうじゃないんだよな…って思ってる人はたくさんいると思う。別にモラトリアムってわけじゃないけど、チャンスというかきっかけが無いって人もいると思うの。いや、やりたいならごちゃごちゃいわないでやればいいじゃん!とか説教たれる人がいるけど、なんでもゴリゴリできる人とそうじゃない人はいるから。そういう意味だと、ちょっと変わった人たちにやさしくできるようになる作品かも。
男目線の恋愛物語としては、かなり優秀。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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