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image1320.png公開年:1993年 
公開国:アメリカ
時 間:189分  
監 督:ロバート・アルトマン
出 演:アンディ・マクダウェル、ブルース・デイヴィソン、ジャック・レモン、ジュリアン・ムーア、マシュー・モディーン、アン・アーチャー、フレッド・ウォード、ジェニファー・ジェイソン・リー、クリス・ペン、リリ・テイラー、ロバート・ダウニー・Jr、マデリーン・ストー、ティム・ロビンス、ロリ・シンガー、ライル・ラヴェット、バック・ヘンリー、ヒューイ・ルイス、リリー・トムリン、フランシス・マクドーマンド、マイケル・ビーチ 他
受 賞:【1993年/第50回ヴェネチア国際映画祭】金獅子賞(ロバート・アルトマン)、特別賞(出演者全員)
【1993年/第28回全米批評家協会賞】助演女優賞(マデリーン・ストー)
【1993年/第51回ゴールデン・グローブ】特別賞
【1993年/第9回インディペンデント・スピリット賞】作品賞、監督賞(ロバート・アルトマン)、脚本賞(フランク・バーハイト、ロバート・アルトマン)

メド・フライと呼ばれる害虫を駆除するため、駆除剤散布のヘリコプターが市街地を飛び回る。
一方、地上では、些細なことから生じる人生の出会いと別れ、葛藤と和解、愛と裏切り、生と死が繰り広げられる…というストーリー(?)

冒頭の謎の害虫とヘリによる駆除剤散布のシーンから、SFチックな展開を予測したが、そんな展開は一瞬でどこかに消え、群像劇(本当に多数の登場上人物による)が繰り広げられる。各ストーリーは軽くカラミつつもバラバラに進み、かつ3時間以上ということもあり、まったくもって次の展開が読めない。出てくる人物は、実に俗っぽくショボく、行動も小市民極まりない。この雑多な小話をどうまとめていくのか?ヘリ散布との関係は?観ているほうが、大丈夫か?!とドキドキしてくる。

まあ、結局は、『マグノリア』の蛙シャワーみたいなもんで、これでうまく収束したといえるのかどうか、甚だ疑問なところ。駆除剤散布はなんだったのか。薬がみんなをちょっとづつ狂わせたとか?
まあ、とにかく、独特です。アルトマン節とでもいうんですかね。
1994年の作品とは思えないほど、古臭さをまったく感じない仕上がり。本作の監督は、2006年にお亡くなりになったとのことで、実に惜しい才能である。『M★A★S★H マッシュ』や『今宵、フィッツジェラルド劇場で』を観てみようと思う。

とにかく長いことと、吹き替え音声なしで字幕のみという難点はあるものの、脚本の“妙技”を是非観てほしいという意味で、軽くお薦めしておく。ジュリアン・ムーアやらティム・ロビンスやら、さりげなく出演人が豪華なのも興味深い。
たまに人物の区別がつかなくなって混乱することがあるので、声や台詞まわしで区別をつけたいところだ。是非、吹き替え音声を付けて、再販してほしいのだが、TV放送には向かない諸々の理由があるので、無理かもしれないな。

#出てくる電話番号が555~じゃないのだが、これはありなの?

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