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公開年:1932年
公開国:アメリカ、フランス
時 間:113分
監 督:ダーレン・アロノフスキー
出 演:グレタ・ガルボ、ジョン・バリモア、ジョーン・クローフォード、ウォーレス・ビアリー、ライオネル・バリモア 他
受 賞:【1931~32年/第5回アカデミー賞】作品賞
ベルリンのグランド・ホテル。製造業社長のプレイジンクは事業が傾き他社との合同を模索中。踊り子グルシンスカヤは人気が凋落しつつあり気力を失っていた。多大の借財を負って盗賊に身をやつすガイゲルン男爵はグルシンスカヤの宝石を狙う。魅力的な女速記者のフレムヘンは、プレイジンクに雇われる。プレイジングの会社の経理をしていたクリンゲラインは死期が迫り自暴自棄となり、有り金でグランド・ホテルで豪勢に散在していた…というストーリー。
本作を観ようと思ったのは、群像劇『ショート・カッツ』を観たから。“グランド・ホテル方式”という言葉があるくらいで、群像劇の一形態である。同一時間・同一空間における複数人の行動を、同時進行的に描く手法である。これをつかった初めての作品ということで、この名が冠されている…というのは、映画検定では定番の問題ですな(受験する気はまったくないけど、書籍は持っている)。
かねてから、どういうものだったのか、資料研究として見てみたかったのだが、いい機会だった。
1932年の作品にしては、きちんとした群像劇になってはいて、予想していたよりは古臭さくは無かった。しかし、現代の群像劇というと、ハードだったり奇を衒った展開が多いせいか、非常におとなしく感じた(仕方ないけれど)。
映画とはいえ、舞台の延長みたいな感じで、カット割というか画角に奥行きが無いのには、目が飽きてしまった。
まったく重なり合う要素がなかった二人が、同じ人物に好意をもっていたというだけの共通点で、結ばれるといオチは、当時、好まれたノリだったんだろうね(今、これをやったら、なんだこれ?ってなる)。
#余談だが、よく、西洋人は日本人の顔の見分けがあまりつかないなんていうことを聞くが、逆も一緒である。油断して観ていたら、本作の登場人物を混同してしまった。
資料として観たわけだが、途中から純粋に楽しめるかも…と若干期待もしていたのだが、それは無かった。よっぽど古い作品や往年の名優に興味がある人や、映画検定のお勉強とかでもないかぎり、本作は観る必要はない。
#男爵役のョン・バリモアは、ドリュー・バリモアのおじいさんですかな。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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