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公開年:1974年
公開国:アメリカ
時 間:165分
監 督:ジョン・ギラーミン、アーウィン・アレン
出 演:スティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステア、O・J・シンプソン、リチャード・チェンバレン、スーザン・ブレイクリー、ロバート・ヴォーン、ロバート・ワグナー、ジェニファー・ジョーンズ、スーザン・フラナリー、シーラ・マシューズ、ノーマン・バートン、ジャック・コリンズ、ドン・ゴードン、フェルトン・ペリー、グレゴリー・シエラ、ダブニー・コールマン、マイク・ルッキンランド、キャロル・マケヴォイ、カリーナ・ガワー、ジョン・クロフォード、アーニー・オルサッティ 他
受 賞:【1974年/第47回アカデミー賞】撮影賞(フレッド・コーネカンプ、ジョセフ・バイロック)、歌曲賞(作詞・作曲:アル・カシャ『タワーリング・インフェルノ/愛のテーマ』 We May Never Love Like This Again)、編集賞(Harold F.Kress、Carl Kress)
【1974年/第32回ゴールデン・グローブ】助演男優賞(フレッド・アステア)、有望若手女優賞(スーザン・フラナリー)
【1974年/第29回英国アカデミー賞】助演男優賞(フレッド・アステア)、作曲賞[アンソニー・アスクィス映画音楽賞](ジョン・ウィリアムズ)
コピー:脱出できるか 救出なるか 今世紀最大のスペクタクルアドベンチャー
サンフランシスコに138階建の全面ガラス貼りのビルが建てられ落成式が催された。しかし、ビルオーナーの娘婿が予算を着服するために電気系統の手抜き工事を指示しており、故障が発生。81階からボヤが発生した。設計者のロバーツはオーナーのダンカンに落成式を中止して、300名の来賓を避難させるように進言するが無視される。火災は広がり、落成式の会場に迫っていった。事態を重く見た消防隊長オハラハン隊長は救出作戦を敢行する…というストーリー。
映画史に残る名作だが、恥ずかしながら初見。昨今のパニックムービーと比較すると、決して派手ではないのだが、この無骨ともいえる演出でまさに手に汗握る状態に。165分は決して長く感じない。CGの無い時代にここまでの災害シーンを作り出すのは、さぞや潤沢に予算を投入したのことだろう。
当時のスター総出演的な映画だったそうだが、いろいろな立場のキャラが登場するも、それほど各々の掘り下げは深くない。なんといっても、スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンのタフガイな演技が、この映画の色を作りあげているといってよい。設計士ながらも砂漠に出かけている間に、手抜き工事を許してしまい、責任を感じるロバーツと、プロを貫くオハラハンが、率先して人命救助の尽力する。
単なるパニックムービーという側面以上に、発展する社会に対する警鐘が多分に含まれている。現在なら、遺伝子操作に対する警告だとか、そういう内容になっちゃうんだろうけど、変にチャカしたり、格好をつけてシニカルさを漂わせたりせず、ある意味お上品な警鐘でステキ。最後のオハラハンの予言というか申し出を聞いて、9.11がよぎらない人はいないだろう。超高層ビル火災の恐怖が20年以上も後に現実になるなんて、ちょっとドッキリするラストである。
文句なしのお薦め作品!(といっても、観てない人は少ないよね。)
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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