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公開年:1990年
公開国:アメリカ
時 間:103分
監 督:クリス・コロンバ
出 演:マコーレー・カルキン、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン、ジョン・ハード、ロバーツ・ブロッサム 他
ノミネート:【1990年/第63回アカデミー賞】作曲賞(ジョン・ウィリアムズ)、主題歌賞(曲:ジョン・ウィリアムズ/詞:レスリー・ブリッカス“Somewhere in My Memory”)
【1990年/第48回ゴールデン・グローブ】作品賞[コメディ/ミュージカル]、男優賞[コメディ/ミュージカル](マコーレー・カルキン)
コピー:ボク、どうしよう!家族が留守中のファミリー・アドベンチャー!
一家総出でクリスマスのパリ旅行に行くことになったマカリスター家。ところが息子のケビンは、出発のどさくさで屋敷に取り残されてしまう。しかし、日頃ぞんざいに扱われているケビンには、一人の生活がうれしくて仕方がない。そんな時、二人組の泥棒が屋敷が留守だと踏んで進入してくる。ケビンは家を守るため、撃退作戦を敢行するが…というストーリー。
家族がなにげに観ていたので、便乗して鑑賞。
本作と同様に1990年前後の作品である『ダイ・ハード』『天使にラブ・ソングを…』と合わせ、この三本は映画の教科書が存在するならば、まちがいなく教材になる。伏線の貼り方、サイドストーリーの立て方/からめ方、サブキャラの作り方、心の成長や他者への愛情/友情エピソードの盛り込み方。いずれもクリスチャン的要素が濃いというのも特徴かも。
いまさら気付くなよ…と言われるかもしれないが、本作の音楽担当ジョン・ウィリアムズは、色々なヒット作を手掛けているのだが、その中でも、本作とハリポタシリーズは同じテイスト。
演者の中でもジョー・ペシの演技はピカイチ。本作に続いて『リーサル・ウェポン2』『ホーム・アローン2』『~3』と、大ヒット作にコメディ要素の強い役を重ねてノっていた時期。特にホーム・アローンシリーズのおもしろさの3分の1は彼のおかげといってよいかも。
未見の人はあまりいないと思うが、観るものがなくてヘタな物を観ちゃうくらいなら、よっぽど楽しめる(TV放映していたらなにげにみちゃうものね)。ただし、早い展開やさりげない伏線を見落とさないためにも、吹き替えで観るべき。
公開年:2003年
公開国:アメリカ
時 間:117分
監 督:アンドリュー・デイヴィス
出 演:シガーニー・ウィーバー、ジョン・ヴォイト、シア・ラブーフ、ティム・ブレイク・ネルソン、パトリシア・アークェット、クレオ・トーマス、ジェイク・M・スミス、バイロン・コットン、ブレンダン・ジェファーソン、ミゲル・カストロ、マックス・カーシャ、ノア・ポレティーク、ローマ・マフィア、シオバン・ファロン・ホーガン 他
ノミネート:【2003年/第9回放送映画批評家協会賞】ファミリー映画賞(実写)
【2004年/第13回MTVムービー・アワード】ブレイクスルー演技賞[男優](シャイア・ラブーフ)
コピー:大切なものは中においてきた。
イエルナッツ家は先祖がかけられた呪いのせいで、なにをやっても悪運続き。ある日、スタンリー・イエルナッツ4世は靴泥棒の汚名をきせられ、青少年犯罪者の矯正施設グリーン・レイク・キャンプに服役することに。“レイク”とは名ばかりの砂漠で、脱走しても生き残る可能性がないほどの劣悪な環境だったが、少年たちに1日1個大きな穴を掘らせていた。人格形成のためと言うが、実は所長にはある目的があった…というストーリー。
『スペル』を観て、同じ“呪い”つながりの本作を思い出した。実は、ディズニー配給でかつ子供向け作品なのに、なぜか日本未公開という不遇の作品。ルイス・サッカーの原作を読んでから観たという人がけっこういらっしゃるようで。なんといっても“穴”というファミリー向けなのに子供の喰いつきが悪そうな邦題もよろしくないのかな。ジャケット画像もセンス悪いしね。
パッと見、無実の罪をきせられて厚生施設に収容される話だったりするので、あまり教育上よろしくない内容を含むのかな?とか、アクの強そうな内容かな?思われるかもしれない。しかし、それどころかまったくの無毒映画。かといって子供だましというわけでもないので、大人が観ても飽きないでしょう。原作がすばらしいんでしょうな(だから、シガニー・ウィーバーも悪役のオファーをうけているんだろう)。
知らない方も多いと思うけど、隠れた良作だと思うので、強くお薦め。
呪いがテーマということでホラーチックかと思いきや、アドベンチャー的というかファンタジー的な作品。同じく呪いがテーマの『スペル』はホラーで本作はファンタジー、この差は何か。おどろおどろしい演出の有無だけではないことに気付く。本作でかけられる呪いは、とある契約を履行しなかったためにかけられたものということで、ある意味、因果律の辻褄は合っている。『スペル』のほうは、いわれのない呪いで理不尽極まりない。この“理不尽さ”が、ホラーとマジカルファンタジーを分ける分水嶺なんだなぁと。
公開年:2003年
公開国:アメリカ
時 間:92分
出 演:エディ・マーフィ、ジェフ・ガーリン、スティーヴ・ザーン、レジーナ・キング、アンジェリカ・ヒューストン、ケヴィン・ニーロン、ジョナサン・カッツ、シオバン・ファロン・ホーガン、リサ・エデルスタイン、レイシー・シャベール、ヘイリー・ジョンソン、アーサー・ヤング、マックス・バークホルダー、ジミー・ベネット、カーマニ・グリフィン、シーザー・フローレス、フェリックス・アキル、エル・ファニング、シェーン・バウメル、レイラ・アルシーリ 他
コピー:たったひとつだけの宝物を見つけた…
広告会社の敏腕社員チャーリーは、同僚のフィルと一緒に子供向け野菜シリアルの販促キャンペーンを展開したが大失敗。2人は揃って会社をクビになる。次の仕事はすぐ見つかると思っていたが不況のため声はかからず、次第に家計が逼迫。仕方なく子供をエリート保育園から退園させ、代わりの安価な保育園を探すが怪しい所ばかり。そこでチャーリーは自宅で保育園を開くことを思いつくが…というストーリー。
凡庸なアイディアだが、ほのぼのとした雰囲気やギャグが心地好かった。家族向けのストライクゾーンで健全極まりない。フラッシュやグリンゴン語とかの小ネタも冴えている。
エディ・マーフィー作品はハズレも多いが、本作は良作の部類。『ドクター・ドリトル』の系譜である。
原題は“DADDY DAY CARE”。いまでこそデイケアという言葉は一般的になったが、当時はそれほどでも。よって邦題を付けたのは自然な流れだけど、『チャーリーと14人のキッズ』というのが内容とマッチしているかは疑問だし、宣伝的にもインパクトのあったとも思えない。昭和的だが“エディー・マーフィーのパパの保育園”という直球でもよかったと思う。
しかし、良作コメディなのだが、『ホーム・アローン』に及ばない。その原因のひとつは、カタキ役のキャラや行動が極端に弱すぎるから。主人公達の困窮っぷりも、コメディならばもっとやりすぎくらいにヘコんでもよさそうなものだが、まあまあ常識的なピンチしかおとずれない。最後のスパイス一振りが足りない演出が、非常に残念である。
GWにお子様と一緒に昼下がりの映画鑑賞で、飽きたら寝ちゃえばいいじゃん…くらいのノリで観るのに向いている。軽くお薦めの良作。
公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:107分
監 督:ケヴィン・リマ
出 演:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、エイミー・アダムス、スーザン・サランドン、ジェームズ マースデン、レイチェル・カヴィ 他
ノミネート:【2007年/第80回アカデミー賞】歌曲賞(アラン・メンケン:“Happy Working Song”、アラン・メンケン&スティーヴン・シュワルツ:“So Close”、アラン・メンケン&スティーヴン・シュワルツ:“That's How You Know”)
コピー:それは、ディズニー史上最も“アリエナイ”魔法。
魔法の王国アンダレーシアに暮らすプリンセス・ジゼルは、エドワード王子と運命的な出会いして、結婚することに。だが、彼らの結婚によって王位を手放すことになるナリッサ女王は心穏やかではない。彼女の正体は実は魔女で、結婚式当日、老婆に化けたナリッサ女王はジゼルに近づき、彼女を井戸に突き落とす。ジゼルが辿り着いた場所は、現実の世界、現代のニューヨーク。ジゼルは人々にに助けを求めるが誰も手を差し伸べてくれず、途方に暮れていたが、バツイチの離婚弁護士ロバートとその娘モーガンに救われて…というストーリー。
連日の、家族のDVD鑑賞への便乗。
これをおもしろいと思うか否かは年代によって差があるだろう。
アニメのおとぎばなしの世界から現実の世界にやってきて、繰り広げられる騒動を「わ~、おもしろい」と純粋に思える要素と、いくらおとぎばなしのヒロインでもちょっとウザくていらいらするという要素、この2つを天秤にかけてどちらが勝つか…ということである。
おそらく、おじさんおばさん世代は、後者が勝つだろう。こういうトンチキでウザい人間は、実社会でもたまにいて、そういうヤツらにイライラした経験を、多かれ少なかれもっているはずで、それはリアルな経験に基づく感情なので、払拭しがたい。
それに、シナリオも練りがあまい。“このアニメの世界からお姫様が現実にとびだして騒動をおこす”という着想はものすごく素晴らしい。現代の映像技術のレベルから観ても、無理なく作れる適度な内容だと思う。しかし、結局、その素晴らしい着想に甘んじて、その他の詳細な作りこみがゆるゆる。あまりにも展開が読めすぎる。まあ、弁護士とお姫様がくっつくのが読めるのは当然にしても、カーテンで服を作ったところで後々現実世界でそういう商売をするんだな…と読めるし、ああ、ふられた物同士でくっつくんだな…とか、アニメの世界にいっちゃうんだろうな…とか、まあ、大抵の人が読めてしまい、さらにそれがヒネることもなくそのまま繰り広げられる(ちょっとヒネろうよ)。さらに、ラストのリスの重みで…ってところが伏線がわかりにくいのがいい例だが、わかりにく演出も多々ある。
本作は、素晴らしい発想に溺れ、それだけで満足して台無しにしてしまった悪い例として、後の映画人は、臥薪嘗胆、戒めとすべき作品である。
本作は、ティーン女子向け、、というか、それ以外の年代・性別の人には無理だろう。『天使にラヴソングを…』とは大違い。半面、ティーン女子は、かなり鳥肌モノなのかもしれない。そういう子たちにだけお薦めする。
公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:102分
監 督:フレデリック・デュショ
出 演:ヘイデン・パネッティーア、ブルース・グリーンウッド、M・エメット・ウォルシュ、ウェンディ・マリック、フランキー・ムニッズ、マンディ・ムーア、マイケル・クラーク・ダンカン、ジェフ・フォックスワーシー、ジョシュア・ジャクソン、ジョー・パントリアーノ、マイケル・ローゼンバウム、スティーヴ・ハーヴェイ、デヴィッド・スペード、スヌープ・ドッグ、フレッド・ダルトン・トンプソン、ウーピー・ゴールドバーグ、ダスティン・ホフマン 他
コピー:競走馬を目指すシマウマと、心優しい牧場の仲間たちがレース場に奇跡を起こす!
なりたいキミに、なればいい!
嵐の中、移動を急ぐサーカス団に置き去りにされたシマウマの赤ちゃんは、幸い偶然通りかかった農場主のノーランに助けられる。娘のチャニングにストライプスと名付けられ、農場の動物たちに囲まれて成長していく。自分を“馬”と思い込んでいるストライプスは、隣の牧場のサラブレッドを目の当たりにし、自分も競走馬になりたいとの思いを強くするのだが…というストーリー。
小学生中学年までの子供がいるご家庭ならば、喜ばれることでしょう。他人とは違う運命を背負った子供が逆境に負けずに成長していく姿は、勇気が湧きますね…といいたいところだが、残念ながら、この世にはすでに『ベイブ』という映画が存在する。
『ベイブ』は1995年の映画で、本作より10年前の映画だが、目を見張るような技術の進歩がないのが悲しい(動物の口がセリフに合わせて動く技術は当時の段階ですでに確立されている)。ペリカンやハエなど、明らさまにCG的な動きをするのだが、実に興醒め。仲間の動物がレースに協力してしまうのは、どう贔屓目に見ても反則なので興醒め。『ベイブ』は偏見に負けない力を見せてくれたが、本作はほとんどイジメ状態なのも興醒め。ポニーの思い、父親の思い、それに何よりもストライプスの思い(というか彼らの悔しさ)をもっと感じさせてほしいのだが、中途半端で興醒め。
別におもしろくないわけではないのだが、すべてが中途半端で、観ている側のほうがやりきれない思いになってしまう。“シマウマが競馬に挑戦する”という思いつきはいいとしても、結局、『ベイブ』の焼き直しみたいになってしまったら、一旦立ち止まって、考え直さなければいけません。どういう事情があったにせよ、このように自分の作品を客観的に眺めることができないような監督や脚本家は作り手として失格(このレベルの作品を世に出してしまった人に、次のオファーはないだろう)。
お薦めはしないが、彼女やいい大人の友達と観て楽しめる映画ではない。子供と見るといってもあまり小さすぎると逆につまらなく感じるだろう。6歳から11歳くらいまでの子供と観るか、エグい作品ばかり観続けて少しハートがヤラレてしまった人は観ればいいだろう。でも、『ベイブ』を観ていないならば、『ベイブ』を観ればよい。
#『ベイブ』はかなり好きな映画の一つなので、そのせいでちょっと辛口になってしまったな…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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