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image0028.png公開年:2003年 
公開国:アメリカ
時 間:117分
監 督:アンドリュー・デイヴィス
出 演:シガーニー・ウィーバー、ジョン・ヴォイト、シア・ラブーフ、ティム・ブレイク・ネルソン、パトリシア・アークェット、クレオ・トーマス、ジェイク・M・スミス、バイロン・コットン、ブレンダン・ジェファーソン、ミゲル・カストロ、マックス・カーシャ、ノア・ポレティーク、ローマ・マフィア、シオバン・ファロン・ホーガン 他
ノミネート:【2003年/第9回放送映画批評家協会賞】ファミリー映画賞(実写)
【2004年/第13回MTVムービー・アワード】ブレイクスルー演技賞[男優](シャイア・ラブーフ)
コピー:大切なものは中においてきた。

イエルナッツ家は先祖がかけられた呪いのせいで、なにをやっても悪運続き。ある日、スタンリー・イエルナッツ4世は靴泥棒の汚名をきせられ、青少年犯罪者の矯正施設グリーン・レイク・キャンプに服役することに。“レイク”とは名ばかりの砂漠で、脱走しても生き残る可能性がないほどの劣悪な環境だったが、少年たちに1日1個大きな穴を掘らせていた。人格形成のためと言うが、実は所長にはある目的があった…というストーリー。

『スペル』を観て、同じ“呪い”つながりの本作を思い出した。実は、ディズニー配給でかつ子供向け作品なのに、なぜか日本未公開という不遇の作品。ルイス・サッカーの原作を読んでから観たという人がけっこういらっしゃるようで。なんといっても“穴”というファミリー向けなのに子供の喰いつきが悪そうな邦題もよろしくないのかな。ジャケット画像もセンス悪いしね。

パッと見、無実の罪をきせられて厚生施設に収容される話だったりするので、あまり教育上よろしくない内容を含むのかな?とか、アクの強そうな内容かな?思われるかもしれない。しかし、それどころかまったくの無毒映画。かといって子供だましというわけでもないので、大人が観ても飽きないでしょう。原作がすばらしいんでしょうな(だから、シガニー・ウィーバーも悪役のオファーをうけているんだろう)。

知らない方も多いと思うけど、隠れた良作だと思うので、強くお薦め。

呪いがテーマということでホラーチックかと思いきや、アドベンチャー的というかファンタジー的な作品。同じく呪いがテーマの『スペル』はホラーで本作はファンタジー、この差は何か。おどろおどろしい演出の有無だけではないことに気付く。本作でかけられる呪いは、とある契約を履行しなかったためにかけられたものということで、ある意味、因果律の辻褄は合っている。『スペル』のほうは、いわれのない呪いで理不尽極まりない。この“理不尽さ”が、ホラーとマジカルファンタジーを分ける分水嶺なんだなぁと。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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