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公開年:2009年
公開国:日本
時 間:115分
監 督:細田守
出 演:神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、斎藤歩、横川貴大、信澤三恵子、谷川清美、桐本琢也、佐々木睦、玉川紗己子、永井一郎、山像かおり、小林隆、田村たがめ、清水優、中村正、田中要次、金沢映子、中村橋弥、高久ちぐさ、板倉光隆、仲里依紗、安達直人、諸星すみれ、今井悠貴、太田力斗、皆川陽菜乃、富司純子 他
受 賞:【2009年/第33回日本アカデミー賞】最優秀アニメーション作品賞
コピー:「つながり」こそが、ボクらの武器
仮想世界OZが日常生活に深く浸透している近未来。健二は天才的な数学の才能の持ち主だが、内気な高校2年生。彼は憧れの先輩、夏希から夏休みのバイトを頼まれ、彼女の田舎、長野県に訪れる。そこでは、夏希の曾祖母で一族の長・栄の90歳の誕生日の祝いが、陣内家一族が集まり盛大に行われていた。その席で健二は夏希のフィアンセのフリをする、というバイトの内容を知ることに。そんな役割に困惑する中、その夜健二は謎の数字が書かれたメールを受信し解読を試みるのだが…というストーリー。
原田知世主演作の『時をかける少女』は、当時、原田知世のファンだったせいもあって、何度か見いて、劇中のセリフもけっこう覚えていたくらい。なので、当然、細田監督の前作『時をかける少女』も観た。若干女の子向けだったのだが、なんとも独特の質感に、とても感心したのを覚えている。
結果からいうと、前作以上に楽しめたのだが、それ以上に、本作に対するネット上の批判がバカバカしくて腹立たしく思っている。
例えば、クライアント側にスパコン使うのは変とか、暗号が手計算で解読できるわけがないとか、非常時になんで婆さんの電話は普通に繋がるのかとか、アバターを倒せばシステムの侵入者を退治したことになる意味がわからないとか。私も設定の詰めの甘さには厳しい方だが、そんなレベルのこといったら、世の中の物語なんかほとんど成立しないじゃないか。そういう整合性が取れていなければ興ざめするならば、ドキュメンタリー映画でも観ていればいいのだ。そんなくだらない批評は聞いていて不快である。
本作は“アニメファン”向けに作った映画ではなく、“映画ファン”向けにつくった映画。アニメ作品として面白いのではなく、純粋に映画としておもしろいと私は思う。従来のアニメ作品において編集作業は、時間あわせのために大まかなシーンカットが仕事だったと思うが、本作については(観た限りの印象だが)、実写映画のように作品全体の流れを作る仕事をしっかりしていると感じる。侘助が登場するまでの内容なんて、おおむね読めるのだから、ヘタな編集をすればイライラしてしまったに違いないのに、しっかり観ている側を惹きつけていた。
#侘助が、自分は開発しただけで責任はない…なんてセリフは、Winnyの開発者を揶揄してるのかしら。
日本アカデミー賞/最優秀アニメーション作品賞というのは当然だと思うが、アニメだからといって安易な賞を与えていないだろうか。普通に作品賞にノミネートされるべきレベルだろうに。みなまでは言わないが、本作より劣る作品がノミネートされているように、見受けられたと思うのだが。
#まあ、『しゃべれども、しゃべれども』がノミネートすらされていなかった賞だからね。私のセンスとは合わない賞なんだろう。
ブルーレイがかなり売れているみたい。確かに買って置きたい気持ちはよくわかる。1年に一回観返したくなるれべるの作品が誕生したのかも。今回の鑑賞は非常に満足。私の家族も満足だった模様。私が薦めなくても充分、皆さん観ていると思うのだが、普段アニメをみない人に、是非お薦めする。ご家族でどうぞ。
ラストのアメリカを揶揄した感じも大好き(アメリカは不快に思うだろうけど、知ったこっちゃない)。
#唯一、コピーがズレていてダサいけれど…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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