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公開年:2003年
公開国:アメリカ
時 間:101分
監 督:シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ
出 演:ハービー・ピーカー、ポール・ジアマッティ、ホープ・デイヴィス、ジェームス・アーバニアク、ジュダ・フリードランダー、マディリン・スウィーテン、ジョイス・ブラブナー、トビー・ラドロフ、ドナル・ローグ、モリー・シャノン、ジェームズ・マキャフリー、ジョシュ・ハッチャーソン 他
受 賞:【2003年/第38回全米批評家協会賞】作品賞、脚本賞(シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ)
【2003年/第70回NY批評家協会賞】女優賞(ホープ・デイヴィス:「Secret Lives of Dentists」に対しても)、新人監督賞(シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ)
【2003年/第29回LA批評家協会賞】作品賞、脚本賞(シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ)
コピー:あなたを“輝かせて<スプレンダー>”くれる人が、きっと見つかる
外見も性格も難ありの男が、自分の日常をコミックにしようと思い立ち、友人のロバート・クラムに作画を頼み、コミック“アメリカン・スプレンダー”を創刊すると、予想以上の評判を呼び…という、ストーリーだが、パッケージの写真やコピーを見ると、冴えない男の恋愛ストーリーなのかと思ってしまう。全然違う。こういうミスリードは良くない。もうちょっと売り方というものを考えてほしいものだ。
なかなかユニークなキャラクターを思いついて、それを手の込んだ手法で見せてくれた面白い作品だったので、お薦めしようとしていたのだが、実は、ちょっとした衝撃があった。本作が伝記映画であること、つまり実話をベースにした物語であることを、観終ってから知ったのだ。
私は、アメリカン・スプレンダーという漫画も架空だと思っていたし、原作者がナレーションを入れるホワイトバックのシーンも一つの表現テクニックだと思ったし、TV出演時の映像が本人らしき人に変わるのもセンスのいい演出だと褒めようと思っていた。実際の映像だったとは。
逆に実話ベースでがっかりという感も否めないのだが、おもしろいものはおもしろいと認めよう(前にも言ったが、ちょっと壊れ気味の人間が好きなので、そういうバイアスがかかってはいるが)。これが、すべてフィクションだったらすごい作品だと絶賛されていただろうね。
それにしても、なんとも興味深い人生なのだろう。生きがいというものを持っているからといって、それだけで幸せになれるというわけではないけれど、それがあるかないかの差は大きいということを、強く感じさせてくれた作品。不思議な清清しさすら感じさせてくれる。
アメリカ映画というよりも、カナダ人がつくった映画っぽい雰囲気がある本作。お薦めする。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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