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b5ed082f.Png公開年:2000年  
公開国:アメリカ
時 間:123分  
監 督:ミミ・レダー
出 演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、ケヴィン・スペイシー、ヘレン・ハント、ジェームズ・カヴィーゼル、ショーン・パイフロム、ジョン・ボン・ジョヴィ、アンジー・ディキンソン、ジェイ・モーア、デヴィッド・ラムゼイ、ゲイリー・ワーンツ、コリーン・フリン、マーク・ドネイト、キャスリーン・ウィルホイト 他
コピー:きっかけはここにある!



ケヴィン・スペイシー演じる社会科の先生が出した“世の中を良くするためにはどうしたらいい?”という課題に、ハーレイ君演じるトレバー少年が思いついた方法は人から受けた好意を別の三人へ回すというもの。
公開当時のCMも、この方法で世界が変わっちゃう感動作みたいなニュアンスだった記憶があったので、世の中の人がどんどん感化されていくのを楽しんで観るような、ファンタジー要素もありの映画なのかなと思っていたが、そんな展開にはならず。クセものだらけの人間ドラマだった。

そういう先入観が悪かったのかもしれないが、いつどっちの方向に展開するのかな?という目線でずーっと観続けることに。結局、大して展開はしないまま最後まで進むのだが…。本筋と並行して進む記者のハナシも、いまいちじゃまくさいし、『ライフ・オブ・デビットゲイル』ばりのラストも、たしかに衝撃的かもしれないが、冷静になれば、結局何がいいたいのか、よくわからない。

加えて、なんともガッカリさせてくれたのは、ハーレイ君の演技。母親に叩かれた後の顔。『シックス・センス』でも『A.I』でも同じ顔をしていたな。人間の脳というのは別の記憶がひょんに繋がると、笑いになることがある。ハーレイ君のあの顔がでてくると、笑いどころか、くっだらない駄洒落を聞かされた感じになる。子役にこんなことをいうのは酷かもしれないが、彼の役者としての限界見たり。

かといって、そこそこ楽しめたのは、ケヴィン・スペイシーの演技のおかげ。凡作を彼に救われたといったところだろう。心に傷のある人、それも“現代の狂気”的な感じを演じさせたら、もう、彼の右に出る人はいない。

さほどお薦めできる作品ではないが、駄作をここまで持ち上げたケヴィン・スペイシーの演技だけでも、観る価値はあるだろう(駄作になってしまった(笑))。何か深い意味やテーマがあると思わないで観ればよいだろう。『この森で、天使はバスを降りた』のような作品がOKの人は、本作もアリだろう。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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