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公開年:1995年
公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:ビーバン・キドロン
出 演:パトリック・スウェイジ、ウェズリー・スナイプス、ジョン・レグイザモ、ストッカード・チャニング、ブライス・ダナー、アーリス・ハワード、ジェイソン・ロンドン、クリス・ペン、メリンダ・ディロン、ジュリー・ニューマー 他
ノミネート:【1995年/第53回ゴールデン・グローブ】男優賞[コメディ/ミュージカル](パトリック・スウェイジ)、助演男優賞(ジョン・レグイザモ)
ドラッグ・クイーン・コンテストのN.Y.地区予選を勝ち抜き、代表となったノグジーマとヴィーダは、ハリウッドで開催される全国大会への出場権を獲得した。勝利の喜びを溢れさせたまま会場から出ようとすると、そこに優勝を逃し落ち込んでいるチチが。彼女のあまりの落ち込みように心を痛めたノグジーマは、チチも一緒にハリウッドに連れて行き、一人前のドラッグ・クイーンにしてやろうと提案。しかし、ハリウッド行きの航空券は二枚しかないので、連れて行くためには航空券を払い戻して別の交通手段に変更するしかない。優雅な旅を期待してたヴィーダは猛反対したが、かつてはヴィーダもチチと同じように中途半端でノグジーマに仕込んでもらったことを指摘され、渋々同意する。こうして3人は、航空券を払い戻したお金でポンコツのキャデラックを買い、ハリウッドに向かうのだったが…というストーリー。
ノグジーマがいくら情に深いキャラだとしても、見ず知らずのチチを連れて行く流れが強引すぎるな…と。ドラッグ・クイーン3人のロードムービーをいう企画ありきで、その流れに無理矢理持っていってるんだと感じた。
で、道中イヤな思いをしたりありきたりな展開になるのかな…と、ちょと飽き始めたところで、保安官に引き止められて尋問を受けてセクハラを受けて反撃。あら保安官を殺しちゃったわ!という展開に。ノグジーマのキャラクター的には逃げそうにはなさそうなんだけお、逃げちゃう。やっぱりありきたりだな…と、ますます興醒め。
でも、殺人犯として追いかけられるハードな展開にはならなかったし、逆に保安官が彼女たちを気に入って追いかけちゃう展開にもならない。その点はそれなりにユニークなのかも…と思っていると、車が故障して3人がド田舎の町にしばらくいないといけない展開に。ここから本作が至高の輝きを見せ始める。ノグジーマ、ヴィーダ、チチ、それぞれにエピソードの太い幹ができはじめる。これが実に秀逸。3人の行動が町の人々の心を変え始める。ノグジーマは夫から虐待されている女性と。ヴィーダは心を閉ざしてしまった映画好きな老婆と。チチは彼女を好きになってしまった青年とその青年が好きな少女と。彼女たちが実は男だ!とかいうことで、すったもんだがおきるんだろうな…と思うでしょ。でも、そんなありきたりなことはおこらない。
やっぱり細かいことは書かないでおく。で、ノグジーマと虐待されていた女性との別れのシーン。私、嗚咽を漏らして泣いてしまった。映画を観て「お゛お゛~~」って声だして泣いたの始めてかも。多くを語ることなく“心の解放”が表現されている、すばらしいシーンだったと思う。
超おすすめ。最後、なんでチチが優勝できたのか(出場権ないでしょ?それとも別の年度?)よくわからんかったけど、そこでもまだ私は泣いてたから、どうでもよかった。
パトリック・スウェイジの演技もよかったけど、ウェズリー・スナイプスもよくがんばってるね。彼のこういう演技に、お目にかかれることはもう二度とないだろう。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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