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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:91分
監 督:マーク・H・ヤング
出 演:マイケル・マドセン、アンバー・ベンソン、ハロルド・ペリノー、ジェイク・ビューシイ、ケヴィン・ゲイジ、リュー・テンプル、ダニー・トレホ、エミリー・ヤング、タラン・トリエーロ、リンジー・アクセルソン 他






田舎町シルバーレイクにあるダイナー。ウェイトレスのノーリーンは、保安官代理のロニーや常連のハンクと世間話をしながら深夜の仕事をこなしていた。他の客は、駆け落ち中らしいカップル。キッチンでは、だらだら客と話をしているノーリーンを嗜めながら、店主がせっせと働いていた。そこに、NYからやってきた黒人セールスマンのジョンがやってくる。店内のラジオから、隣町のアバディーンでカーター一家が黒いトラックに乗った人物に惨殺され、犯人は捕まっていないというニュースが流れる。そのタイミングで、またもや一人の男が来店。見るからに乱暴そうな風貌。ノーリーンは、この男がニュースで流れた事件の犯人なのでは?と思い、ロニーに職務質問をするように促す。すったもんだの末、男の車の色がニュースで報じられた物とは違い、犯人ではないことが証明されたのだが、店内は険悪な雰囲気に。そして、男は金を置いて立ち去ったと思いきや、車から銃をもって再び店に戻ってきて…というストーリー。

(ネタバレ含む)
パッケージ画像にダニー・トレホがいたのでレンタルした。それ以上の理由はない。しかし、ダニー・トレホ詐欺だった。すぐ死ぬ。撃たれてカウンターの向こうに倒れて死体は見えないから、きっとその後も展開があるのかも…とか一縷の望みを抱いたが、その望み叶わず。

この男が例の事件の犯人なのか?違うのか?何者? ってな感じで本当にわからないシナリオ。大体にして、ニュースの犯人がここにいるのかいないのかすらわからない。本作の感想で、犯人が誰だかはじめからバレバレっていう人がいるけど、それはいくらなんでもウソだろ。結末を観た上なら、まあそいつだよなぁって思えるかもしれないが、はじめから判ることはないわ。
大体にして、“犯人”なるものがいるのか、単なるモメごとなのかすらわからないから。

本作の評価が低い(っていうか日本未公開作品)。ちょっと設定の練りが甘いからかな。マイケル・マドセン演じる荒くれ者ドゥが、ブチ切れたのは良しとするが、なんでダイナーに立て籠ろうとしたのか。話が展開している最中はそれでもいいのだが、あとから考えるとかなり不自然。引くに引けなくなっちゃったなら、全員とっとと殺して、立ち去るのが最良なのに、それをしない。弾の数の問題?途中で誰か入ってきたから?それだけじゃ、すっきりできない。もし彼の行動の目的が納得できるようなものだったったら、高い評価を得られたと思う。

そしてラスト。一応、ノーリーンが旦那への不満を漏らしていたのは軽い伏線にはなっている。だが、大量に銃殺死体が横たわる現場から、唯一ウェートレスがいなくなるという状況になるわけで、いくら速攻で高跳びしても、警察からも組織からも簡単にターゲットにされる。逃げ切れるわけはない。“勝った”“やった”みたいな顔されても、素直に同調できない。
彼女が金をまんまとせしめられる“仕掛け”が欲しかった。

観ている最中はなかなかの雰囲気と緊迫感で悪くない⇒観終った途端、「あれ、変じゃね?」ってなる作品。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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