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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:97分
監 督:デヴィッド・トゥーヒー
出 演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ティモシー・オリファント、キエレ・サンチェス、スティーヴ・ザーン、マーリー・シェルトン、クリス・ヘムズワース 他
コピー:容疑者6人 犯人2人
ハワイに新婚旅行にやってきた映画脚本家のクリフとシドニーは、トレッキングで深い森を越えた先にあるビーチに向かう。途中で出会った旅行客から、カップルを襲う男女2人組の猟奇殺人犯が潜伏しているらしいというニュースを聞いたが、せっかくの新婚旅行と考え旅を継続する。そんな中、ニックとジーナというカップルと出会い同行することになるのだが、彼らの普通とは違う言動に若干不安がよぎる。しかし、それ以上に途中で遭遇した粗暴なヒッチハイカーのカップル、ケイルとクレオの存在が気になるのだった…というストーリー。
わざと、ありきたりな映画だと思わせるミスリードを演出しているのだが、あまりにもひっぱりすぎたため、全体の6割くらいですっかり飽き飽き状態に。勘のいい人は、ミスリードのあまりの露骨さに、そこで気付いてしまったかもしれない。あまりに待たされすぎて、いざ急展開しても、その直後くらいまでは「おお!」っと思ったものの、単発の盛り上がりで終わってしまった。
以下ネタバレ。
私は、ビーチで脚本家が筋骨隆々で、むちゃくちゃ違和感を感じてしまい、そこでオチを確信してしまい、逆にツラかった。
ただ、本作を観て『テイキング・ライブス』という映画を思い出したね。次々と被害者自身に成りすましながら生きていく連続殺人犯の話で、その着眼点が非常におもしろくて期待満々だったのだが、肝心の他人の人生を奪うという描写をほとんど見せることが無いという、とてつもないチョンボやらかした残念作品だった。私だったら、他人に化けていく過程に尺を裂くのに…と思ったもので、本作を観ていると、『テイキング・ライブス』のモヤモヤを晴らすために作られたような気がしてならなかった。
確かに、そのモヤモヤは晴れるかもしれない。しかしながら、観ている側をおどろかす弾が、それ一発だけでは、如何ともし難い。それに、まるで、ミスリードが巧みなように聞こえたかもしれないが、単に、被害者のように撮っただけ、べつに長けた演出ってわけでもないし。最後のミラ・ジョヴォが、まるで他人のせいみたいな発言をするのにも、苦笑するしかないし。よく考えると、犯人さんは何で、イラク帰りの男を殺さなければいけないのか。カップルに出会うたびに、いちいち入れ替わっていたら、忙しいこと極まりない。相手の人生が気に入ったら、犯行に及ぶってことだとすると、このイラク帰りの不死身の男っぷりが気に入ったってことになるけど、そういう感情が生じたようには見えないんだよなぁ。
まあ、最終的には、駄作の部類に入れざるを得ないかなと。お薦めはしない。もっとテンポよく45分くらいにまとめて、さらにオムニバスの1本なら許すが。ほんとに前半6割くらいは、苦痛以外の何者でもなかった。最後まで観て、こうやってレビュを書いているのが奇跡に思える。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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