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image1689.png公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:96分
監 督:ドロール・ゾレフ
出 演:サイモン・ベイカー、パス・ベガ、マイケル・デロレンツォ、クロエ・モレッツ、ケン・ダヴィティアン、クレア・フォーラニ、マーク・ロルストン、ゲディ・ワタナベ、メリンダ・ペイジ・ハミルトン、ベニート・マルティネス 他
コピー:今日、弟が殺された。オレの目の前で──



メキシコとの国境の町に住むジャックは、11歳の娘トビーと後妻との三人暮らし。ある日トビーがサッカーの練習中に行方をくらましてしまう。ジャックと妻はTVで協力を求め、FBIも介入するが、捜査はなかなか進展しない。性犯罪歴のある男や不審なメキシコ人などが容疑者として挙がるが、いずれも犯人では無かった。FBIは並行してジャックへの怨恨の線も考慮し、ジャックや前妻の身辺を捜査しようとする。しかし、前妻の死亡記録はどこにも存在せず、それどころかジャックが前妻をどこに埋葬したかも覚えていないと言いはじめたことを不審に思い…というストーリー。

『キック・アス』のクロエ・モレッツに、米ドラマ『メンタリスト』主演のサイモン・ベイカーと、どちらかといえば旬な二人をジャケットにドーンと配しているわりに、日本劇場未公開作品だったりする。
最近はなんでコレが未公開?日本の配給会社おかしーんじゃないの?なんて作品が多々あるが、本作については確かに問題アリだった。問題アリアリなので、多くは言及しないでおこう。

様子が気持ちの悪い町で小児誘拐が発生し、犯人は一体誰?という流れと、ジャックの死んだ妻の記録がないところからはじまり、ジャックの記録までないことが明るみに出て、はてこの主人公は何者?という流れ。この二つの潮流ができるところまでは、雰囲気作りも緊張感の煽り方もなかなか良いと思う。しかし、その潮流を絡め始めるとなにやら変な感じに。

根本的に、その後の謎解きというか、事件の真の原因や犯人がどうにもこうにも腑に落ちない。
(かなりネタバレぎみ。注意)
色々、策を弄しすぎて、訳がわからなくなってしまったのではなかろうか。ヘンテコな宗教が絡んできて、ジャックまで呪いを始めちゃうあたりで、ごちゃごちゃしはじめ、最後のどんでんがえし(のつもり)も、しっくりこない。
大体にして、そんなややこしい復讐方法を選択しなくてはいけない理由がわからないし、そんなに憎んでいるなら、めんどくさいことをせずに殺しちまえばいいだけに思える(メキシコなんだし、相手の経歴は架空なんだし)。ましてや憎い相手に日々抱かれる苦痛を良しとする感覚もわからない。
彼らの施した霊的な何かについても、振り返って考えても、怖いって感じがない。「恨み晴らさでおくべきか~」っていう感情が、変な方向に進んでしまっていて、結局は情念みたいなものから乖離してしまっているせいだ。
振り返ってプロットの不自然さを整理すべきだったろう。駄作だと思う。もちろんお薦めしない。

#そして、クロエ・モレッツに関しては、でかでかとジャケットにアップにするほど活躍も登場もしない。いまいちかわいく撮れていないので、クロエちゃんファンもイマイチだと感じるのではないかな。



負けるな日本

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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