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公開年:2008年
公開国:日本
時 間:104分
監 督:李闘士男
出 演:松山ケンイチ、加藤ローサ、秋山竜次、細田よしひこ、大倉孝二、岡田義徳、高橋一生、美波、大地洋輔、大谷ノブ彦、濱田万葉、たくませいこ、米原幸佑、山根和馬、唐沢美帆、小林きな子、藤本道、フジヤマ、東真彌、真、ノゾエ征爾、駿河太郎、マーティ・フリードマン、鮎貝健、ジェレミー・コルソン、鈴木一真、カジヒデキ、K ダブ シャイン、DJオアシス、柊瑠美、菅原大吉、加藤諒、池澤あやか、吉田尚記、ウォード・セクストン、宮崎美子、松雪泰子、ジーン・シモンズ 他
受 賞:【2008年/第32回日本アカデミー賞】話題賞[作品](松山ケンイチ)
【2008年/第18回日本映画プロフェッショナル大賞】特別賞(松山ケンイチ)
コピー:僕がしたかったのは…こんなバンドじゃない!!
オシャレ系のポップスミュージシャンを夢見て九州から上京してきた根岸崇一。デモテープを送った事務所の社長に見初められたのの、望んだ音楽ではなく、悪魔系デスメタルバンド“デトロイト・メタル・シティ”のギター兼ボーカル“ヨハネ・クラウザーⅡ世”としてデビューさせられてしまうのだった。いやいやながら活動しているものの、1stシングル“SATSUGAI”は予想外の大ヒットとなってしまう。そんな中、大学時代の憧れの女性・相川さんと再会。根岸と同様にオシャレ系ポップス好きの彼女に、クラウザーとして活動していることバレないようにひた隠す根岸だったが…というストーリー。
原作漫画はまったく読んだことが無いので、どれだけ似ているのか(または乖離しているのか)まったく不明。
シャケ写を見てマトモな話じゃないと思う人も多いだろうし、漫画原作にありがちなお祭り的な感じで、やっぱり駄作だった…てがっかりさせられちゃうんでしょ?なんて先入観があってあたりまえだと思うが、完全に裏切られる(いい意味で)。
自分のやりたいことと、人から求められることとのギャップに悩むなんてのは、だれもが身近に感じることだから、共感しやすい。意外とテーマがはっきりしているので、明らさまに不自然な演出(逃げて実家に帰ったのに、フル衣装とメイク道具を全部もっていくかね…とか、いくらメイクしてたって家族はわかるでしょ…とか)が多数あるけれど、そういう点もどうでもよく感じてしまう。
あとは、深く考えさせないように、くだらなかろうがなんだろうが、ノリを壊さないように注力したってところか。
まあ、“これこそ夢なんだ”なんて劇中のように言い切られると、それは違うと思うけどね…といいたくなるけど、その辺を深く掘り下げたいわけじゃないから別に問題なし。
この面白さが、原作から包含されている面白さなのか、映画になってからの面白さなのかよくわからないので、李闘士男の評価が非常にしにくい(他の彼の作品は観たことがないので)。ただ、短い時間内に必ず注目できるポイントを作ることができる監督だなとは感じた。要するに飽きさせない工夫はできる人だなと。なので、おそらくTVドラマとかは向いているかもしれない。
どう考えても松山ケンイチ以外では成立し得なかっただろう(他にできる俳優が思いつかない)。ダダ滑りしちゃっても不思議じゃないところを彼一人の双肩でがっちりささえたってことだ。
逆に、松雪泰子を高めに評価している人も多いが、いまいち賛同できず。きわどいセリフを連発してはいるけれど、べつにそろそろベテランの域に入ろうという女優にはどうってことないだろうし、ちょっとドスがたりないというか体力不足なんじゃないのかな。
昨今に漫画原作映画と比較すれば出色の出来映えといっていいでしょう。佳作だと思う。軽くお薦め。「くだらねー」って思うだろうが、そのリアクションを望んで製作されているのだから、始終正しいのである。文句言うやつはべーべーしちゃう。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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