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image1659.png公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:111分
監 督:ケニー・オルテガ
出 演:マイケル・ジャクソン 他
ノミネート:【2009年/第15回放送映画批評家協会賞】ドキュメンタリー賞
コピー:誰も見たことのない彼に逢える。




2009年4月からマイケル・ジャクソンの亡くなる2日前(6月23日)の間の、ロンドン公演“THIS IS IT”の長時間に及ぶリハーサルを記録した映像を基にした、ドキュメンタリー作品。

おそらく、ツアーDVDの特典映像とかライブメイキングDVDのためになんかに撮っていたものだろう。なので、いくら映画として編集しているからといって、これをドキュメント映画といいきっていいのかは少し疑問。

ステージに使う予定だった映像は、大変デキが良くてお蔵入りにするのは勿体無いレベルなのは間違いない。これだけの投資がすべておジャンになるのが勿体無くて、映画だろうがDVDだろうが、貪欲に回収してやろうという了見だともいえるが。
リハーサルのシーンが主体だが、とにかくダンサーのクオリティが高い。個人的には特撮映像を作っている様子がおもしろかった。リハなので、本気の歌唱じゃない部分もあるのだが、かえって「ああ、生歌なんだな…」ということが判る。また、本気じゃないからこそ、歌唱力の高さが判るという点も。大人数で大掛かりなステージだから、しっかりリハをしないといけないわけで、そのおかげで、本番と遜色ない鑑賞に堪えうる内容になっている。

でも、さすがに、終盤はネタがなくなってきた模様。バンドの女性ギタリストなどに焦点が当たっていく。たしかに格好いいのだが、MJ好きは満足いくだろうが、そうでもない私はちょっとダレる。画面を見ないで音だけ聞いていた時間が多かったかも。

それにしても、ここまで大掛かりなコンサートを催すアーチストがマイケル・ジャクソン以外にいるのだろうか。後にも先にもいないのではなかろうか。彼の大ファンじゃなくても稀有な才能だったことを、いやでも知ることになる作品。

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