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公開年:1982年
公開国:イギリス
時 間:93分
監 督:ジム・ヘンソン、フランク・オズ
出 演:スティーヴン・ガーリック、リサ・マックスウェル、ジム・ヘンソン、パーシー・エドワーズ、ビリー・ホワイトロー、ジョセフ・オコナー 他
受 賞:【1983年/第11回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭】グランプリ
三つの太陽が大空に輝く異世界。かつては高潔な種族によって統治されており、太陽からの光がダーククリスタルにある水晶を通して、世界にくまなく力を及ぼしていた。しかし、ある時、大地震に襲われたために水晶が割れて、力を失ってしまう。その後、スケクシスとミスティックという二つの種族が生まれる。邪悪なスケクシス族は、その魔の手で世界を侵食。土地も城も荒廃させ、腐敗と汚職の蔓延する世界に変貌させてしまった。その一方で、スケクシス族には、ゲルフリングという種族に権力を奪われるという伝説があり、それを強く恐れる彼らは、ゲルフリング族を根絶しようと攻撃する。その攻撃よってスケクシス族はほぼ壊滅したが、唯一ジェンという少年だけが生き残る。ジェンはミスティック族の長老に救出され育てられるのだった。時が経ち、長老が死の床につくなか、ジェンに「水晶のかけらをみつけて、三つの太陽が重なる前に、元の水晶にもどせ」を告げられる。手がかりもないなか、ジェンは水晶さがしの旅に出るが、その頃、スケクシス族の皇帝が死亡して、権力争いが勃発し…というストーリー。
一切可愛げのないキャラクターばかりが登場するファンタジー作品。フランス作品であるリュック・ベッソンの『アーサーとミニモイの不思議な国』もそうだけど、こういうファンタジー作品に何か気持ち悪さすら漂うのは、ヨーロッパの決まり事なのかな(笑)。
別に日本みたいに無闇に萌えキャラにする必要は皆無だし、バカにしているわけじゃないんだけど、わざと気持ち悪くしようと努力しているようにしか思えないもので…。そういえば、ミニモイとゲルフリング族は質感が似ているな。
とはいえ、気持ち悪いベクトルのデザインは結構嫌いじゃなくて、特に、兵士ガーシムのデザインなんかは好きだなぁ。
同じキャラクターでも、シーンによってマペットの大きさを近影・遠影で使い分けたりして(着ぐるみの場合もあるか?)、世界観をつくることに腐心している製作態度には感服する。目動きなどはかなり精巧で、これを今CGを使わずに作ろうとしたらものすごい制作費が必要なことだろう。
世界観の構築に注力する一方で、ストーリーが『ロード・オブ・ザ・リング』に見られるようなありがちな展開で、その上、薄っぺらなのが残念。
(ネタバレだけど)
スケクシスとミスティックが実は元々同じ種族…という設定が、なんとも面白くない。根本設定なのだが、矜持もないしワクワクもしないクソ設定だと思う。ある意味、自業自得、自作自演で世界に迷惑をかけてるわけで、それをゴメンで済ませちゃうようなオチは、ダメだと思うよ。
技術とストーリーで出来映えに、天地の差がある作品。イマジネーションビデオだと割り切れば、かなり優秀(というか、そういうつもりでつくったんだと思う)。
#ゲルフリング族をみてたら、なぜか中川翔子が頭をよぎった。なんか似てるかも(口のあたりかな?)。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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