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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:143分
監 督:ザック・スナイダー
出 演:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、アンチュ・トラウェ、アイェレット・ゾラー、クリストファー・メローニ、ラッセル・クロウ、ハリー・J・レニックス、リチャード・シフ、ディラン・スプレイベリー、クーパー・ティンバーライン、リチャード・セトロン、マッケンジー・グレイ、ジュリアン・リッチングス、マイケル・ケリー、ジェイディン・グールド、レベッカ・ブラー、アレッサンドロ・ジュリアーニ、ジャック・フォーリー 他
ノミネート:【2013年/第19回放送映画批評家協会賞】アクション映画男優賞(ヘンリー・カヴィル)
コピー:新スーパーマン、始動。
誰もが知るヒーローの、誰も知らない誕生の瞬間。


地球から遠く離れた惑星・クリプトン星では、高度な文明が反映した末、あらかじめ目的を刷り込んだ子供を計画製造する方法で、生命を育んでいた。星は長年にわたるエネルギー採掘のせいで、滅亡の危機を迎えていたが、そんな中、数百年ぶりに自然出産による赤ん坊が秘密裏に生まれていた。赤ん坊の父親は科学者ジョー・エルで、彼は長年エネルギー採掘を止めるように元老院に訴えていた人物。しかし、採掘を継続され、遂に星は爆発寸前の状態になる。元老院の無能さに堪忍袋の緒が切れた軍事担当のゾッド将軍はクーデターを起こし、ジョーにも協力を仰ぐが、彼は拒否。星の最後を悟ったジョーは、“コデックス”というクリプトンの秘密が詰まった物体を盗み出し、生まれたばかりの息子と一体化させ、遠く離れた地球へ息子を転送する。転送を阻止しようとするゾッドによってジョーは殺されしまうが、クーデターは元老院の反撃によって失敗に。ゾッド一派は宇宙墓場“ファントムゾーン”に追放されてしまう。しかし、その後クリプトン星は内部崩壊により滅亡してしまう。地球に到達したジョーの息子は、ジョナサンとマーサ夫婦に拾われ、クラーク・ケントとして育てられるが、徐々に超人的な能力が開眼し、日常生活に支障をきたすようになる。養父ジョナサンはクラークが人間社会に馴染めるように能力を使うことを硬く禁じてきたが、周囲の人間との違いに不安と孤独を感じながら成長した彼は、人とあまり関わりあいをもたずに放浪の旅を続けていた。そんな中…というストーリー。

地球の重力は低いのでパワーもスピードも有利な状況。それに加えて、地球の大気が体に合わないけれど、長年の訓練により克服したという設定。これが、実にリアルに感じられるくらい、主演ヘンリー・カヴィルの肉体は凄かった。おそらく長い時間をかけて作ったであろう、単なる見せ筋とは違う太い筋肉があまりにも素晴らしすぎる。さらに、赤パンツをやめるという慧眼によって、マヌケさが微塵も感じられなくなったデザインが相まって、カッコいいったらありゃしない。

スーパーマンさんが地球にきた経緯がうまく説明されていて、好感が持てる。CG技術の向上という要素も大きいけど、クリプトン星の様子にコント臭が感じられないのが良い。これまでの作品では、地球に落とされる経緯をここまでうまく説明できてはいなかった。リブートする意味があったと強く感じる。
ただ、そこまで技術があるんなら、両親も脱出できそうな気がしないでもなかったりして。また、反乱軍がすぐに鎮圧されちゃって、赤ん坊を飛ばさなきゃよかった…みたいな感じが、キン肉マンが地球に送られた展開みたいで、ちょっとニヤリとしちゃったけど。
#“S”の説明も、まあまあいい感じ。

幼少期のクラークは、無痛症で粗野な人とか、不注意な多動性障害者みたいな描写になってる。ちょっとどうなのかな?とは感じたけど、まあヘビーな生き様であることは描けていると思う。

『アイアンマン』のときもそうだたけど、“周期表に載ってない元素”って設定、アメリカ人は好きだよね。そんなの、大きいのに崩壊しない元素か、素粒子の組成レベルでからして異なる物質以外ありえないんだけど(手で持てる重さだから、大きい元素ってことはあり得ないから後者のはずなんだけど)。元素は宇宙のどこでも同じだとおもうけどね。アメリカ人って、基礎科学の知識が欠如した人が多いから、気にならないんだとは思うけど、きちんと説明しないと興醒めする日本人は多いと思うわ。一応SFだからさ。“元素”っていわなけりゃいいわけで、未知の合金とかにしておけばいいのに。

脇を固める役者が豪華すぎる。実父のラッセル・クロウだけでなく、育ての親にケヴィン・コスナーと、プロデューサーや映画会社の本気が伝わってくる。シリーズ化する気マンマンだ。
自分のアイデンティティや存在意義に悩む姿。自分の能力を隠し続け、感情を殺し続け、悪人やチンピラに手を出せないもどかしさ。それどころか満足に人助けすらできないという苦しさ。今回のスーパーマンは、ウルヴァリンに通じる魅力がある。これは、“バットマン”シリーズ並みに続くね。クリストファー・ノーラン製作でザック・スナイダーが監督。実にそれらしい作風だと思う。

じゃあ、いかにも続編の伏線ですよ…的なカットがあるのかな?と思いきや、バトルは、いきなり最終決戦の様相でフルスロットル。続編はどういう話にするんだ?と余計な心配がよぎるほど、一作入魂な感じも好感が持てた。素直に愉しめた作品。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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