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公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:134分
監 督:スーザン・ストローマン
出 演:ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル、ゲイリー・ビーチ 他
ノミネート:【2005年/第63回ゴールデン・グローブ】作品賞[コメディ/ミュージカル]、男優賞[コメディ/ミュージカル](ネイサン・レイン)、助演男優賞(ウィル・フェレル)、歌曲賞(メル・ブルックス“There's Nothing Like A Show On Broadway”)
【2005年/第11回放送映画批評家協会賞】サウンドトラック賞、コメディ映画賞
コピー:『オペラ座の怪人』『シカゴ』ですら獲ることができなかった、トニー賞12部門、史上最多受賞のブロードウェイ・ミュージカルが完全映画化!!
1968年の傑作コメディを舞台化した大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品。落ち目のプロデューサー・マックスのもとに帳簿を調べにやってきた会計士は、ショーが失敗するほど儲かる不思議なカラクリを発見する。それを聞いたマックスは、大コケ確実のミュージカルを作り出資金を丸ごといただいてしまおうと企む…というストーリー。
ミュージカル映画というのはたくさんあるが、大抵は、普通の映画のように進行する中で、キャストが歌いだすパターンが多いと思う。ようするに現実世界の中で歌いだす感じ(まあ、それが不自然だということで、好き嫌いが分かれるのだが)。しかし、本作は幾分おもむきが違う。ミュージカルの舞台を、ただ映画のセットに置き換えている感じなのだ。且つキャストのセリフまわしも舞台チック。もちろん舞台の雰囲気を出そうという演出なのだろうが、これがどうも緊張感に欠けるのである。
なぜか。それは、舞台を観ている時は、ガチンコなので演者と客の間に、否が応でも緊張感が走る。しかし、これは映画なのだから、長ぜりふをうまく言おうが、見事な踊りをしようが、所詮、何度かリテイクした中の良いテイクなだけのことである。一挙手一投足に着目する気にはならない。
私は舞台ミュージカルのファンではないし、もちろん本作の元となったミュージカルも知らない。だから、うまいこと映画にしたなぁ…という感想もない。この緊張感の無さのせいで、何度も眠りにおちてしまった。
眠くなる理由は他にもある。おそらく製作者側からの制限だと思うが、本作DVDには日本語吹き替えがない。『オペラ座の怪人』の時もそうだったのだが、歌と踊りと演技を字幕を追いながら楽しむのはムリ。日本のミュージカル役者がどれだけ評価されていないのか知らないが、絶対に吹き替え版を作るべきである(たしか、『オペラ座の怪人』は後に吹き替えありのDVDが再リリースされたと聞いた)。
また、ストーリー的にも意味がわからない点が。
本作のキーポイントである脱税の仕組みがよくわからない。いずれにせよ税務署への申告は必須なわけだし、やることは架空経費の計上か、資金・収入のごまかししかないわけで、どうせゴマかすという手法を使うならば、コケようがヒットしようが変わらない気がする。当時は、コケると税務署のチェックが甘くなったということか?ピンとこない。
それに、二重帳簿が見つかったとしても、まだ不正申告して脱税したわけでもないのに、なんで逮捕されるのか?いったい何の罪で有罪なのか。さっぱりわからん。
などなど、マイナスポイントばっかりで、全然たのしめなかった作品だ。まったく受賞歴が無いのもうなずける(アメリカの人もやっぱりつまらなかったのね、、)。よっぽど、このミュージカル作品に思い入れでもない限り、観る必要はないと思う。
余談だが、あのスウェーデン人の役が、ユマ・サーマンだとしばらく気付かなかった。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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