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公開年:1971年
公開国:アメリカ
時 間:104分
監 督:ウィリアム・フリードキン
出 演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ、トニー・ロー・ビアンコ、マルセル・ボズフィー 他
受 賞:【1971年/第44回アカデミー賞】作品賞、主演男優賞(ジーン・ハックマン)、監督賞(ウィリアム・フリードキン)、脚色賞(アーネスト・タイディマン)、編集賞(Jerry Greenberg)
【1971年/第37回NY批評家協会賞】男優賞(ジーン・ハックマン)
【1971年/第29回ゴールデン・グローブ】作品賞[ドラマ]、男優賞[ドラマ](ジーン・ハックマン)、監督賞(ウィリアム・フリードキン)
【1972年/第26回英国アカデミー賞】主演男優賞(ジーン・ハックマン)、編集賞
【2005年/アメリカ国立フィルム登録簿】新規登録作品
コピー:獲物を見つけた猟犬は決して振返らない
それを捕まえるか 心臓が破れるまでは……
追う!追う!追う! ビルから地上へ 地上から地下へ 地下鉄 高架線 ハイウェイ フレンチ・コネクションを追う 本能にも似た執念で-- 追うことの中にだけ男は生きた
ニューヨーク市警で通称ポパイと呼ばれるドイル刑事と相棒のラソー刑事は、薬物対策課で辣腕を振るっていたが、強引な捜査でしばしば問題をおこしていた。ある夜、ナイトクラブで、金遣いの荒い夫婦を発見し、不審に思ったドイルとラソーはその夫婦を捜査する。夫婦は、表向きはブルックリンでデリカテッセンを営んでいるが、夫のサル・ボガは、大物マフィアのワインストックの下で麻薬取引に関係していることがわかった。そして、サル・ボガがフランスとのヘロインの大口取引を任されるという情報が入り、財務省麻薬取締部と一緒に捜査を進めることに。すると、“フレンチ・コネクション”と呼ばれる、マルセイユの黒幕シャルニエがニューヨークに来ていることを突き止める。ドイルはシャルニエを執拗に追い続けるが…というストーリー。
ちょっと古めの作品を見てみた。最近は、編集方法に不満をもつことが多かったので、過去の名作でもみて勉強してみようかと、作品賞やら編集賞を多く受賞している本作をチョイスしてみた。
とは思ったものの、なんとも難しい。正直に言うと、冒頭の30分を観たところで、ものすごくテンポが悪く感じられて、これがアカデミー賞作品?と思ってしまった(もちろん、途中からぐっと持ち直すのだが)。公開当時、どういう受け止められ方をしていたのか、先輩方の話を伺いたい気持ちである(イヤミではなく)。ジーン・ハックマンの他に、ジョーズの人が刑事役で、バディ物としてスタートするのだが、一緒に張り込みこそせよ協力したアクションシーンなどはあまりなく、途中からは、ほぼハックマンの一人舞台になる(DVDのパッケージも彼一人)。実話ベースなので、バディ物の定義というかバランスは無視されたのか、“バディ物”自体が確立されていなかったのか…、そのあたりはよくわからない(もし、後者だとしたら興味深く、研究の価値ありなのだが)。
高架下のカーアクションは大迫力で、CGの無い時代、逆にウソくささがなくて一見の価値あり。キャラクター設定として奥深さは感じられないが、それを補って余りあるジーン・ハックマンの演技も鬼気迫るものがある。
しかし、今は、警察モノがあふれているせいか、こんな捜査してたら立件できないよ!とか、そこで撃っちゃったら内務調査が!とか、証拠の保全は?!とか、色々頭をよぎってしまう。でも、それは、そういう見方しかできなくなってしまった私の方が悪いのかもしれない。
また、なかなか展開しないなあとやきもししていたら、最後は投げっぱなし状態のラストだった。今だったら、いくら実話がモデルだからといって、許されないだろう。
そういう諸々含めて、実に感想を述べるのが難しい。まあ、実録モノのテイストに、骨太のカーチェイスやバイオレンスを加味した感じが、ひとつの方向性として受け入れられていたということかもしれない。
ひとつの時代の1ページの風を感じる…という意味では、お薦めできるが、純粋に今、刑事ドラマ・ハードボイルドを楽しみたいという人には、他の作品を薦めることになるだろう。このくらいで勘弁してもらいたい。
公開国:アメリカ
時 間:104分
監 督:ウィリアム・フリードキン
出 演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ、トニー・ロー・ビアンコ、マルセル・ボズフィー 他
受 賞:【1971年/第44回アカデミー賞】作品賞、主演男優賞(ジーン・ハックマン)、監督賞(ウィリアム・フリードキン)、脚色賞(アーネスト・タイディマン)、編集賞(Jerry Greenberg)
【1971年/第37回NY批評家協会賞】男優賞(ジーン・ハックマン)
【1971年/第29回ゴールデン・グローブ】作品賞[ドラマ]、男優賞[ドラマ](ジーン・ハックマン)、監督賞(ウィリアム・フリードキン)
【1972年/第26回英国アカデミー賞】主演男優賞(ジーン・ハックマン)、編集賞
【2005年/アメリカ国立フィルム登録簿】新規登録作品
コピー:獲物を見つけた猟犬は決して振返らない
それを捕まえるか 心臓が破れるまでは……
追う!追う!追う! ビルから地上へ 地上から地下へ 地下鉄 高架線 ハイウェイ フレンチ・コネクションを追う 本能にも似た執念で-- 追うことの中にだけ男は生きた
ニューヨーク市警で通称ポパイと呼ばれるドイル刑事と相棒のラソー刑事は、薬物対策課で辣腕を振るっていたが、強引な捜査でしばしば問題をおこしていた。ある夜、ナイトクラブで、金遣いの荒い夫婦を発見し、不審に思ったドイルとラソーはその夫婦を捜査する。夫婦は、表向きはブルックリンでデリカテッセンを営んでいるが、夫のサル・ボガは、大物マフィアのワインストックの下で麻薬取引に関係していることがわかった。そして、サル・ボガがフランスとのヘロインの大口取引を任されるという情報が入り、財務省麻薬取締部と一緒に捜査を進めることに。すると、“フレンチ・コネクション”と呼ばれる、マルセイユの黒幕シャルニエがニューヨークに来ていることを突き止める。ドイルはシャルニエを執拗に追い続けるが…というストーリー。
ちょっと古めの作品を見てみた。最近は、編集方法に不満をもつことが多かったので、過去の名作でもみて勉強してみようかと、作品賞やら編集賞を多く受賞している本作をチョイスしてみた。
とは思ったものの、なんとも難しい。正直に言うと、冒頭の30分を観たところで、ものすごくテンポが悪く感じられて、これがアカデミー賞作品?と思ってしまった(もちろん、途中からぐっと持ち直すのだが)。公開当時、どういう受け止められ方をしていたのか、先輩方の話を伺いたい気持ちである(イヤミではなく)。ジーン・ハックマンの他に、ジョーズの人が刑事役で、バディ物としてスタートするのだが、一緒に張り込みこそせよ協力したアクションシーンなどはあまりなく、途中からは、ほぼハックマンの一人舞台になる(DVDのパッケージも彼一人)。実話ベースなので、バディ物の定義というかバランスは無視されたのか、“バディ物”自体が確立されていなかったのか…、そのあたりはよくわからない(もし、後者だとしたら興味深く、研究の価値ありなのだが)。
高架下のカーアクションは大迫力で、CGの無い時代、逆にウソくささがなくて一見の価値あり。キャラクター設定として奥深さは感じられないが、それを補って余りあるジーン・ハックマンの演技も鬼気迫るものがある。
しかし、今は、警察モノがあふれているせいか、こんな捜査してたら立件できないよ!とか、そこで撃っちゃったら内務調査が!とか、証拠の保全は?!とか、色々頭をよぎってしまう。でも、それは、そういう見方しかできなくなってしまった私の方が悪いのかもしれない。
また、なかなか展開しないなあとやきもししていたら、最後は投げっぱなし状態のラストだった。今だったら、いくら実話がモデルだからといって、許されないだろう。
そういう諸々含めて、実に感想を述べるのが難しい。まあ、実録モノのテイストに、骨太のカーチェイスやバイオレンスを加味した感じが、ひとつの方向性として受け入れられていたということかもしれない。
ひとつの時代の1ページの風を感じる…という意味では、お薦めできるが、純粋に今、刑事ドラマ・ハードボイルドを楽しみたいという人には、他の作品を薦めることになるだろう。このくらいで勘弁してもらいたい。
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プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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