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公開年:2006年
公開国:イギリス、フランス、イタリア
時 間:104分
監 督:スティーヴン・フリアーズ
出 演:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル、シルビア・シムス、アレックス・ジェニングス、ヘレン・マックロリー、ロジャー・アラム、ティム・マクマラン 他
受 賞:【2006年/第79回アカデミー賞】主演女優賞(ヘレン・ミレン)
【2006年/第63回ヴェネチア国際映画祭】女優賞(ヘレン・ミレン)、金オゼッラ賞:脚本(ピーター・モーガン)
【2006年/第41回全米批評家協会賞】主演女優賞(ヘレン・ミレン)、脚本賞(ピーター・モーガン)
【2006年/第73回NY批評家協会賞】女優賞(ヘレン・ミレン)、脚本賞(ピーター・モーガン)
【2006年/第32回LA批評家協会賞】女優賞(ヘレン・ミレン)、助演男優賞(マイケル・シーン)、脚本賞(ピーター・モーガン)、音楽賞(アレクサンドル・デプラ「The Painted Veil」に対しても)
【2006年/第64回ゴールデン・グローブ】女優賞[ドラマ](ヘレン・ミレン)、脚本賞(ピーター・モーガン)
【2006年/第60回英国アカデミー賞】作品賞、主演女優賞(ヘレン・ミレン)
【2007年/第20回ヨーロッパ映画賞】主演女優賞(ヘレン・ミレン)、音楽賞(アレクサンドル・デプラ)
【2006年/第12回放送映画批評家協会賞】主演女優賞(ヘレン・ミレン)
コピー:世界中が泣いたその日、たった一人涙を見せなかった人がいた
皇太子との離婚後も世界中の注目を集め続けたダイアナは、パパラッチとの激しいカーチェイスの末、自動車事故で他界する。悲しみに暮れる英国民の関心は、不仲が取り沙汰されていたエリザベス女王に向く。しかし、王室を離れ一民間人となったダイアナに対し、女王がコメントを発表する慣習はない。しかし、口を閉ざし続ける態度を英国民は薄情であると感じ、女王は窮地に立たされる。首相に就任したばかりのブレアは、事態の収拾に乗り出すが…というストーリー。
こんなことを言うと何だが、私は『パフューム ある人殺しの物語』を思い出した。ある“記号”に機械的に反応して狂乱する民衆。これが現代の様子なのだから、気持ち悪くて仕方が無い。
なにやら本作のチャールズがよく描かれすぎという評価があるのだが、どこが?わたしにはチャールズが馬鹿丸出し男に見える。もう次の領主様にはなる資格がないと、暗にいっているとしか思えない。まあ、それ以上にフィリップは役立たずに映っているけどね(笑)。
事実に則した内容なのかどうかは判断できないが、鹿に対して女王がシンパシーを感じる演出は秀逸だと思う。
英王室は旧来の領主様ではなく、立憲君主としての立場に忠実である。その忠実さとは、いくら世の中がゆらゆらゆれても、世界が基点を見失わないように、行動する。そうしてこそ存在意義がある。いちいちエリザベス女王のいうことは至極真っ当。それなのに、慣習を破るようにに王室の内外が女王に圧力をかけ、破らせた挙句、破ってよかっただろ…という顔をする。
これって、レイプしておきながら、おまえもいい思いをしただろう…といっているようなもの。要するに、この騒動は、女王がレイプされた、ということなのだ。最後のブレアとのやりとりでそう確信した。
純粋に映画としておもしろいとは思えないが、自分の国がどういう経緯でこういう体制をとっているのかを理解していないのは、非常にみっともないという、反面教師として観たい。
#ミレンは、あの足の動きをがいい例だが、ものすごく研究したのが、よくわかかる。いい意味で努力賞である。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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