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公開年:2013年
公開国:イギリス
時 間:113分
監 督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出 演:ナオミ・ワッツ、ナヴィーン・アンドリュース、ダグラス・ホッジ、ジェラルディン・ジェームズ、キャス・アンヴァー、ローレンス・ベルチャー、チャールズ・エドワーズ、ジュリエット・スティーヴンソン、ジョナサン・ケリガン、ハリー・ホランド 他
ノミネート:【2013年/第34回ラジー賞】ワースト主演女優賞(ナオミ・ワッツ『ムービー43』に対しても)
コピー:やっと会える。本当のあなたに――。


英国皇太子妃ダイアナとチャールズ皇太子が別居をはじめて3年が経過した1995年。2人の王子と離れて暮らす孤独な日々。そんな中、ダイアナの実父が心臓発作で倒れる。ダイアナは搬送先の病院で、父親の心臓手術を担当することになったパキスタン人医師のハスナット・カーンと出会う。やさしく気さくな人柄のハスナットに惹かれたダイアナは、彼に連絡先の電話番号を教え、宮殿に彼を招くようになる。もちろん、皇太子との離婚が成立していない中で、その関係を知られるわけにはいかなかったが、何度か会ううちに2人は男女の関係となる。真のパートナーとめぐり合ったを確信したダイアナは、BBCのインタビュー番組に出演し、別居の理由を告白。王室関係者から強い非難を受けるものの、そんな彼女をハスナットは励まし続けた。1年後、皇太子との離婚が成立。地雷廃絶運動などの人道支援活動を活発に行うダイアナはハスナットとの結婚を考えるようになる。しかし、ハスナットとの関係がゴシップ誌を賑わすようになり、その関係がハスナットの一族の知るところに。一族はダイアナとの結婚を強く反対し…というストーリー。

本作に対する英米の反応は散々で、潤沢な財産を使って好き勝手振舞っている怪物のように描かれてると批判されていた。でもその批判はちょっとズレているかな…と。私の目には、十分、怪物に見えたけど。未だ離婚は成立していない段階で、ゲート付のお屋敷に住んで、警備員が24時間常駐する屋敷に住んでいて(もちろん皇室の費用)、その屋敷に浮気相手を呼び込む…って、いったい何をやってるのか。本作の演出云々を差し引いても、事実だけを並べただけでも、アウトな人だと思う。もちろん、事の発端はチャールズ皇太子の浮気(というか本気)が原因なのだが、だからといって同じ行いをしてよいというわけではなかろう。

王子の母親なんだから普通の生活はできないな…と普通の感覚なら諦めると思うのだが、そうしないだけならまだしも、攻めの行動を続ける感覚がわからん。ハスナットとの関係に区切りがついたら、次はエジプトの大富豪と関係。よく、イギリス王室が、王子とアラブ系の兄弟が誕生することが認められない…と思ったとか、そういう陰謀説があるけど、イギリス王室が恐れていたのは、王子の母親が人質にとられて、政治的なイニシアチブをとられることだと思うんだよね。

何か、ダイアナ批判ばかりになっちゃったけど、国外から興味のない人間の目線なんてそんなもんでしょう。やたらナオミ・ワッツの演技が批判されてるけど、ダイアナの“事実”を認めたくないという無意識の反発を彼女に向けているだけだと思う。
ダイアナに興味のない私には、おめでたい女性がドツボにはまっていく破滅系の物語として普通に愉しめた。庶民派を強調してみたり、立場を利用してハスナットの就職先を勝手に決めちゃうお姫様っぷりを発揮してみたり、ただ“おめでたい”思考回路の持ち主なんだと思う。

「ふ~ん」っていう感想だけが残った凡作。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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