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公開年:2012年
公開国:アメリカ
時 間:113分
監 督:ルーベン・フライシャー
出 演:ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ショーン・ペン、ニック・ノルティ、エマ・ストーン、アンソニー・マッキー、ジョヴァンニ・リビシ、マイケル・ペーニャ、ロバート・パトリック、ミレイユ・イーノス、サリヴァン・ステイプルトン、ホルト・マッキャラニー 他
コピー:まるでギャングな警察たち
ロス市警が、キレた。“本当にあった”最強部隊と大物ギャングの死闘。


1949年、ロサンゼルス。街はブルックリン生まれの巨大犯罪組織のボス、ミッキー・コーエンに牛耳られていた。彼は、ラッグ、銃器取引、売春など、あやゆる違法な商売に手を染め、今やその影響力は政治家や警察にまで及んでおり、彼の悪行を取り締まる術は無かった。自らを“神”まで称する彼の帝国を潰そうと、市警本部長が最後の賭けに出る。市警本部長はジョン・オマラ巡査部長に少数精鋭の極秘部隊“ギャングスター・スクワッド”を結成し、コーエンの組織を壊滅せよというものだった。ただし、警察としての身分ではなく、彼らに対抗できる非合法な組織として。オマラはジェリー・ウーターズ巡査部長ら署内のはみ出し者ばかり6人が集める。彼らは警察バッチを外し、街の未来のために立ち向かっていくのだったが…というストーリー。

ショーン・ペンは、何も差し挟む余地がないような完全な悪者を演じたかったんだろう。役柄コレクターの彼のコレクションの一つって感じ。揶揄したいわけじゃない。きっちりと強烈なクソ人間を演じきっていると思う。

ストーリーだけを見れば薄いといわれても仕方がないかもしれない。昨日の『ジャッキー・コーガン』がペーパーバッグなら、本作は街角でやってた紙芝居とかニュース映画みたいな雰囲気。しかし、私は、熱い正義の心を宿し続けた“大きな少年達”の青春ムービーだと捉えた。全員が“はみだし刑事”。家族がいたり恋人がいたりするメンバーもいて、死ぬのが怖くなることもあるけど、不正を目の前にして見なかったことにして生き続けるのに、もううんざりなオッサンたち。
悪事がここまでのざばってしまたら、正攻法は通じない。誰かが手を汚さないといけない。やると決めたときの、アクセルベタ踏みな感じが爽快。

結局、彼らの功績が賞賛されるようなことはないわけだけど、死んだメンバーも残ったメンバーも満足したと思う。男の仕事って、こういう結果でも十分満足できるものだと思う。市警本部長の功績みたいになっちゃっても、市警本部長もそれでウハウハしてるわけじゃないし、警官仲間は知っていて、皆が彼らを賞賛しているであろうと想像できるところが心地よい。

好感の持てる、良作ギャング映画。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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