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公開年:1987年
公開国:アメリカ
時 間:100分
監 督:ジャック・ショルダー
出 演:カイル・マクラクラン、マイケル・ヌーリー、エド・オロス、クルー・ギャラガー、クローディア・クリスチャン、クラレンス・フェルダー、ウィリアム・ボイエット、クリス・マルケイ、リチャード・ブルックス、ラリー・セダー、キャサリン・キャノン、ジョン・マッキャン、リン・シェイ、ジェームズ・ルイジ、フランク・レンズーリ、デュアン・デイヴィス、クリスティン・クレイトン、ダニー・トレホ 他
受 賞:【1988年/第16回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭】グランプリ
ロス市警の刑事トム・ベックは、凶悪犯をカーチェイスの末に銃撃し、逮捕する。病院に収容された犯人はデヴリーズをいう男だったが、いくら調べても平凡な市民であり、そんな犯罪を起こすような経歴もなく、市警は混乱するばかりであった。そんな中、ベック刑事の前にFBI捜査官のロイド・ギャラガーがやってきて、とある人物の捜索に協力を依頼してきた。ベックはFBIが嫌いで、且つギャラガーが探している人物がとっくに死亡していたことから、体よくあしらおうとするのだったが、ギャラガーは一向に帰らない。それだけでなく、ベックの仕事にどんどん口出しをしてくる。そこに、収容されていた病院からデヴリーズが死亡したという連絡が入る。病院に行くと、デヴリーズが死んだだけではなく、隣のベッドにいた重体患者ミラーが、突然元気になり病院を飛び出したとのこと。ギャラガーは、また凶悪事件が発生するといい、そしてその言葉は現実の物となっていき…というストーリー。
エイリアンが乗り移るという内容は珍しくもない。人から人に移動していき、ピンチの時は動物にも使う。そして、殺すためには、次に移るときだけ…って、『悪魔を憐れむ唄』なんかと同じだ。でも、ハードロック好き(カントリー嫌い)、フェラーリ好き…と、本作のエイリアンの奇行がなかなかおもしろい。なんで?ずっと病院のタグを付けてたりと、なかなか細かかったりする。こういう味付けが重要で、良い作品は、こういうところに隙が無い。
ギャラガーがフェラーリの値段を知らないってことで、早い段階で展開は丸わかりになっちゃう。もうちょっと隠す工夫をしてもよかったと思うが、作品のノリが台無しになるわけでもないから、大きな問題ではないのかな…。
SFアクション作品なのだが、「組成物質が違う。人間の体には効かないんだ。」というわりには壁壊れてましたやん。身に付けてるものには影響あるんちゃうの…などと、ツッコミたくなるような部分は散見。何で、宇宙人が大統領候補を狙うのか、動機がピンとこないし、なんで宇宙人がスーパーカーが好きなのか、説明がなかった。ディテールを膨らませたり、おもしろくできる要素は随所にあったと思うのだが、生かしきれていなかったかも。
家族を喪失した悲しみや復讐心はもっている宇宙人。地球人と同じなんだな…を思わせておいて、オチでは、微妙に「それでいいのか?」という感じに。人柄のよかったベック刑事のいまいち救いのない終わり方や、怯えていた娘は、その後どういう態度をとるのか…という、なんともモヤっとしたしこりが心に残る。ギャラガーを見て娘が怯えるシーンが、ラストにいまいち繋がっていない気もするが、良くも悪くも、この展開が、印象深い作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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