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公開年:2013年
公開国:日本
時 間:125分
監 督:三池崇史
出 演:大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗、余貴美子、藤原竜也、山崎努、本田博太郎、高橋和也、伊吹剛、音尾琢真、長江健次、四方堂亘、小沢和義、山口祥行、本宮泰風、蜷川みほ、諏訪太朗、菅原大吉、坂田雅彦、須藤雅宏、橋本一郎、吉沢眞人、新妻聡、中野裕斗、仁科貴、寿大聡、黒石高大、沖原一生、並樹史朗、野口雅弘、勝矢、藤井恒久、菅谷大介、桝太一、田所二葉、天野柚希、河原健二、高原知秀、笠原竜司、澤田萌音、未来弥、にへいたかひろ 他
ノミネート:【2013年/第66回カンヌ国際映画祭】パルム・ドール(三池崇史)
コピー:日本全国民が、敵になる――
7歳の少女が惨殺される事件が発生する。被害者は日本の政財界を影で操るとも噂される大物・蜷川隆興の孫娘だった。容疑者は、8年前にも同様の事件をおこし、釈放されたばかりの清丸国秀という男。警察は捜査を進めるものの、清丸の足取りは掴めずにいた。事件から3ヶ月後、全国紙に“清丸を殺害した者に10億円を支払う”という全面広告が掲載される。広告主は蜷川隆興。この広告のせいで、清丸をかくまっていた人間までが清丸の命を狙うようになったため、身の危険を感じた清丸は福岡県警に出頭する。清丸を警視庁に移送するために、生え抜きのSP5名が派遣されるが、警察関係者を含め、誰が襲撃してくるか検討もつかず…というストーリー。
観終わって、自分であらすじを書いてみると「あれ、この話おもしろいじゃん」って思う。話の筋はおもしろいんだな。でも、実際に観た感想はそうではない。後から考えれば筋は通ってるんだけど、鑑賞中は違和感を覚える部分が散見。
例えば、リスクがあるのに何でわざわざ福岡から東京まで移送しなくてはいけないのか。事件が東京だから移送するのが通常なのはわかるが、こういうい特殊事情なら、別に福岡に派遣して取り調べをすすめても問題ないだろう。
⇒移送も含めて、仕組まれていた(が、観ている間は、いまいちそれが伝わってこない)。
ラストになる前に、殺人教唆なのは明らかなのだから、蜷川を逮捕することは可能なのではないか。別にあの人が、賞金を取りやめにしようがしなかろうが、不法行為による収入は認められないと、行政側が宣言すればおしまいではないのか。そこまでやってから移送すればよい。
⇒その辺も、仕組まれていた(が、観ている間は、いまいちそれが伝わってこない)。
10億の賞金どころか未遂の人間にまで1億をポンポンあげるような財力があるのなら、もっと確実に殺す別の手段があるのではないか。
⇒とりあえず清丸を見つけ出さないとどうしようもないので、そのためにとった作戦。ここまでごちゃごちゃになるとは蜷川も想定外(という風には描かれていない)。
マイクロチップをなんで手首なんぞに埋めるのか(っていうか埋められるのか?)。
⇒もっと見えないところに埋めとけ(ストーリー上のご都合主義)
蜷川を妖怪老人に描くよりも、もっと狡猾で執念深く、あらゆることに手を回している恐ろしい存在に描くべきだったと思う。
死ねばいいだけで、別に自分で殺したいってわけでもないし、孫娘のようにむごい殺し方をしたいとか、そういう望みじゃないのもピンとこない理由のひとつかも。それなら、移送ルートにスナイパーでも配置しとけばいいじゃんね。そんだけ金があるんなら雇えるだろ。
やっぱ、蜷川の目的遂行のベクトルが変なんだわ。こういう救いようのない悪人でも、きちんと手続きを踏まないとだめなのか?という法治国家の是非に触れるような、本当はもっと悩ましい部分の描き方が、薄っぺらすぎるのが難。音尾琢真演じる公安とか、設定が死んでるし。公安の一人ごときが暗躍したから、どうだっていうのか。浅すぎる。
余貴美子演じるタクシードライバーが、ただひたすら都合がよすぎる。彼らを救う強い目的も描ききれていない。こんな都合のいいキャラを登場させないと廻らないようなお話は、ダメ。
さすがに、こんな小説がヒットするわけがないので、原作はおもしろいんだろう。つまり脚本がクソ。だれだよ、林民夫って。『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』……、ああぁぁ(察し)。
カンヌ出品時はものすごく話題になっていたけどね。本作はパルムドール候補ではなく、お呼ばれしただけ。自然と貧乏ゆすりをしながら観ちゃってた作品。
#で、最後、白岩の息子を迎えに行ったの誰だよ。銘苅か?それとも白岩の元夫か?よくわからんわ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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