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公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:ニコラス・ストーラー
出 演:ジョナ・ヒル、ラッセル・ブランド、エリザベス・モス、ローズ・バーン、コルム・ミーニイ、ショーン・コムズ、アジズ・アンサリ、カリ・ホーク、ニック・クロール、エリー・ケンパー、カール・テオバルド、カーラ・ギャロ、T・J・ミラー、クリステン・シャール、クリステン・ベル 他
ノミネート:【2010年/第16回放送映画批評家協会賞】コメディ映画賞
【2011年/第20回MTVムービー・アワード】コメディ演技賞(ラッセル・ブランド)
レコード会社のアシスタントとして勤務するアーロンは、今はすっかり落ちぶれているが、かつては“ロックの神様"と呼ばれた伝説的スター、アルダス・スノーの復活ライブ企画を思いつく。近年の業績悪化を懸念する社長は、その企画にGOサインを出したものの、イギリスにいるアルダスを72時間以内にロサンゼルスに呼び寄せて、かつて彼が伝説のライブを行ったグリークシアターで、復活ライブをさせるようアルーロンに命じる。アーロンは即ロンドンに向かったが、肝心のアルダスは、最新シングルをけなされた上に、恋人ジャッキーと別れることになってしまい、酒とドラッグに溺れパーティー三昧。おまけに別れた後のジャッキーはソロ活動で大ヒットを連発し、アルダスは嫉妬で自暴自棄になっていた。そんな彼の破天荒な行動に振り回されながらも、なんとか、ロス行きの飛行に乗せようとするアーロンなのだが…というストーリー。
先に『寝取られ男のラブ♂バカンス』とかいう、いかにもお気楽なタイトルの作品があって、それのスピンオフ作品らしい。そっちの脇役で本作のアルダス・スノーが出ている模様。残念ながらそっちは観ていない(というかスピンオフであることを知らずに借りた)。もしかすると、そっちを先に観ておけばより楽しめたのかもしれない。
昨日の『ベルベット・ゴールドマイン』とは、音楽業界繋がりというだけでなく、一時代を築いたイギリスのミュージシャンが落ちぶれた後にアメリカに行くという内容や、主役ミュージシャンの性的倒錯とか、転換ポイントで“20th Century Boy”が使われたりとか、最後に歌われる“毛皮”の歌とか、微妙に意識している気がする(知っててこの2本を借りたわけではなく偶然なのだが…)。
しかし、振り返ってみると、内容は何も無い(笑い)。コメディなんてそんなもんでいいのだが、それにしても何も残らない。アルダス・スノーというキャラクターのインパクトと気持ち悪さだけが残る。いっそ、この役者はアルダス・スノーって名前で活動すればいいのに…と思うくらい、マッチしていると思う。
そんなクレイジーなミュージシャンに振り回される、まじめな太っちょ兄ちゃんのお話で、これもありがち。まあ、クレイジーていったって、ドラッグにセックスとありきたりで、太っちょ兄ちゃんアーロンも、何だかんだで、ドラッグにもセックスにも巻き込まれちゃう。おわかりのように下品ではちゃめちゃなノリをひたすら続けているだけである。
まあ、それでも、ただただ下品で頭を一切使うことのないコメディ作品というのは、世の中には必要である。し、か、し、だ。終盤の3Pのくだりは必要だったろうか。そこまで、それなりに微笑ましく観ていたのだが、これで途端に気持ち悪くなってしまった。日本未公開なのはこのせいなのでは?と思うほど。
そのせいで、アルダスが愛する息子とのくだりも、いまいち生きてこなかったと思うし、最後のライブに至るまでの流れも、盛り上がりを欠いたと思う。
ちょっと、“蛇足”が鼻に付く、及第点に一歩及ばないコメディ。
#マルフォイ…………
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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