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公開年:2008年
公開国:ドイツ、アメリカ
時 間:97分
監 督:ジョージ・ギャロ
出 演:アントニオ・バンデラス、メグ・ライアン、コリン・ハンクス、セルマ・ブレア、キース・デヴィッド、イーライ・ダンカー、トム・アダムス、トレヴァー・モーガン、エンリコ・コラントーニ、マルコ・セント・ジョン 他
FBI捜査官のヘンリー・デュランドが、3年間の海外赴任を終えて帰宅すると、巨漢だった母親マーティがすっかりスリムな体型に変貌しており仰天。加えて、性格まで奔放になり、複数の男性と関係を持つまでなっており困惑するヘンリー。一方、有名な聖母子像を盗むために、ヘンリーたちが住む町に窃盗団がやって来るが、窃盗団のメンバートミーとマーティは偶然に出会い互いに惹かれ合ってしまう。そんな中、ヘンリーはFBIでの窃盗団の写真の中にトミーを発見し…というストーリー。
日本未公開作品。というか、メグ・ライアン出演作は『イン・ザ・カット』より後はすべて日本未公開なんじゃなかろうか。メグ・ライアン自身、恋愛コメディは久々だったのかな。ロマンティックコメディの代表者だったんだけど、そのイメージの脱却を意図してか、この手の作品は避けていたのに。よほど仕事に恵まれていなくて、えり好みしてられなくなったのか。でも、ロマンティックコメディとはいっても、見た目の劣化ぶりから、純粋なヒロイン像を演じるのはさすがに無理がある。陰鬱な巨漢ママが頑張ってキレイになった…という、けっこう無茶な設定をもってこないと、美人のアイコンにするのは難しかったか。
バンデラスも出ていながら未公開って、そこまでヒドイのか?と思うかもしれないが、オチのご都合主義はちょっと問題かもしれないが、全体的にそれほどヒドくはない。ただ、アメリカでは単なるジョークになるのかもしれないけど、日本において親の性生活を盗聴するなんていうシーンは、不快を超えてタブーに近いだろう。日本人のトラの尾を踏んだ感じがする。
まあ、それ以外はコメディとしては可もなく不可もないってレベルで、旧作料金のレンタルなら全然問題ない作品。適度なドタバタ映画ですな。あと、話のネタとしておもしろいのは、息子役の人(コリン・ハンクス)はトム・ハンクスの息子ってことかな(言われれば似てきたかもーって思うよね)。まあ、何も考えたくないときに観る作品としては、軽くお薦めかも。
#マーティのコーヒーに小銭が入れられるシーンで、ふとこんなことが頭をよぎった。日本にはホームレスはいるけど物乞いはないなよな…って。路上に物乞いのいない国って日本だけなんじゃね?
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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