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公開年:1995年
公開国:アメリカ
時 間:96分
監 督:ダニー・キャノン
出 演:シルヴェスター・スタローン、アーマンド・アサンテ、ロブ・シュナイダー、ユルゲン・プロフノウ、マックス・フォン・シドー、ダイアン・レイン、ジョアンナ・マイルズ、ジョアン・チェン、バルサザール・ゲティ、ジェームズ・レマー、モーリス・ローヴ、イアン・デューリー、ピーター・マリンカー、アンガス・マッキネス、マーティン・マクドウガル、ミッチェル・ライアン 他
ノミネート:【1995年/第16回ラジー賞】ワースト主演男優賞(シルヴェスター・スタローン)


2139年。世界は核戦争によって荒廃し、人々は3つのメガシティと呼ばれる巨大都市の中に密集して生活していた。しかし、元ニューヨークがあった場所に建設された“メガシティ・ワン”では、犯罪が多発して秩序が崩壊寸前。かろうじて崩壊をくい止めていたのは、“ジャッジ”と呼ばれる特殊訓練を受けたエリート集団による治安維持部隊だった。ジャッジは、警察官、裁判官、刑の執行人を兼ねており、犯罪者を逮捕し、素早く判決を下し、その場で刑罰を与える権利を持っていた。そのジャッジの中でも、ドレッドは、その執行数において伝説的な存在となっていた。ある日、マスコミ関係者が殺害される事件が発生するが、犯行の様子が映ったビデオがドレッドらしき人物が映っており、それが証拠となりドレッドが逮捕されてしまう。もちろんドレッドに身に覚えはなく、同僚のハーシーは懸命に弁護したのだが、犯行に使われた銃がドレッドの遺伝子をキーに作動していることがわかり、それを証拠として死刑判決が確定してしまう。ドレッドを息子にように愛していたファーゴ長官は、自分の引退と引き換えに減刑を申し出て、終身刑に減刑される。長官はシティを追放され、ドレッドもアスペン刑務所に送られるのだったが…というストーリー。

イギリス/南アフリカ製の、2012年版『ジャッジ・ドレッド』を観た後、どうしても観たくなったので、改めて鑑賞。2012年版は、観ながら「こんな話だっけなぁ…」感が湧きまくりだったからね。

凡作扱いされることが多い本作だが、設定やストーリー展開に、すばらしいものがあると思う。“正義”ではあるけれど、杓子定規にもほどがあるドレッドと、狂言廻し的なポジションの小悪党ファージーとの関係。この取るに足らないチンケな男のおかげで、ドレッドの心に変化が生じ、成長していく。
“計画”の胤し子であるドレッドとリコは、元々同じだったが、正邪に分裂するという、よく見られる設定(シュワルツェネッガーの『ツインズ』みたいなコメディにも見られる)。だが、それをドレッドのルーツの謎や苦悩に結びつける流れも、良いと思う。
なんといっても、ドレッドが罠にハメられる手法と、隠蔽された計画の要旨がしっかりと結びついているのがウマい。

都市の外に汚染地区が広がっており、そこに追放されるのだが、この展開のおかげでより世界観が涵養されるといい効果を生んでいる(2012版には無い)。シティの内外とも雰囲気がうまく表現できている。人喰いのエンジェルファミリー、ちょっと今だと表現が難しいレベルなのだが、じつに印象深くて、本作をしっかり記憶に残す、いい役回りになっている。

再評価されていい作品なんじゃないかな?と私は思う。

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