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公開年:2012年
公開国:アメリカ
時 間:106分
監 督:セス・マクファーレン
出 演:マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス、ジョエル・マクヘイル、ジョヴァンニ・リビシ、パトリック・ウォーバートン、マット・ウォルシュ、ジェシカ・バース、エイディン・ミンクス、ビル・スミトロヴィッチ、ノラ・ジョーンズ、サム・ジョーンズ、トム・スケリット、ブレットン・マンリー、ラルフ・ガーマン、アレックス・ボースタイン、ローラ・ヴァンダーヴォート、ジェシカ・ストループ、メリッサ・オードウェイ、レイ・ロマノ、ライアン・レイノルズ、テッド・ダンソン、セス・マクファーレン、パトリック・スチュワート 他
受賞:【2013年/第22回MTVムービー・アワード】コンビ賞(マーク・ウォールバーグ、セス・マクファーレン)
コピー:世界一ダメなテディベア、出没。動いて、喋って、オヤジになった。
1985年、ボストン。友達ができないさみしい少年ジョンは、クリスマスプレゼントでもらった唯一の話し相手であるテディベア“テッド”が、本当の友達になりますように…と祈る。するとその祈りが通じて、翌朝、テッドは人間のように動き喋り始める。生きているテディベアは、“一生友達”と誓い合った二人は、それ以降、片時も離れることなく友情を育んでいった。それから27年が経過。喋り始めた当時は一躍“時の人”なった二人だったが、いまではジョンはすっかりダメ中年。テッドも見た目こそ変わらないが、中身は下品なエロオヤジになっていた。約束どおり今でも一緒に暮らしている二人は、自堕落な生活を送っていたが、そんな様子に不満なのがジョンの恋人ロリー。4年も付き合っているのに、テッドの勝手な行動で生活をかき回されっぱなしで、一向に関係が進展しないことについに怒りが爆発。自分かテッドのどちらかを選ぶようにジョンに迫るのだったが…というストーリー。
有吉弘行の声優仕事は決してヘタなわけではないのだが、ぬいぐるみに人間臭さを持たせなくてはいけない重要なポイントだったこともあり、ちょっと力不足は否めない。セリフの文末が流れちゃう部分が多々あって、もうちょっと訓練すればよかったのにね…と残念に感じる。
かわいいぬいぐるみが主人公だが、子供とは一切観られまへん(そういう製作意図なんだけどね)。こういうエロ話には、安定のマーク・ウォールバーグ。この人とジュリアン・ムーアの『ブギーナイツ』コンビは、エロ作品と非エロ作品の両極端な振幅がはっきりしていてスゴイね。
テッドがぬいぐるみであることが最大の要素に思えるが、実は、ストーリー的にはぬいぐるみじゃなくて人間の幼馴染でも普通に成立する話だったりする。世間は生きたぬいぐるみを普通に受け入れちゃってるし、別に特別扱いもしていないからね。
そこに気付いちゃうと、おもしろくなくなっちゃうから、いろんな味付けをしまくる。かわいいぬいぐるみなのに超下品っていうキャラ設定はもちろんそうだし、若い人は誰も知らんだろ?って感じの『フラッシュ・ゴードン』ネタまで投入。
さらに、この話、たいしたオチにならないだろ?って観客に気付かれそうになったくらいに、むりやり誘拐犯ネタを差し込む。一応、伏線はあるんだけど、ストーリー全体からするとムリヤリ感満載。
いや、それはシナリオ上の狙いでしょ?っていう人もいるかもしれないけど、なぜかテッドヘマをすると逆に昇格させてしまう店長のくだりなんか完全に投げっぱなしで、理由の説明もなけりゃ、伏線になってるわけでもないし、何か仕掛けがあるわけでもない。
こういう荒い演出が、テッドのキャラクターを相まって、作品全体におもしろいドリフト感や、まさに“生きている”感に繋がっているんだと思う。失礼な言い方かもしれないけど、“偶然のおもしろさ”が爆発いている。
もしかすると、バッドエンドにしたほうが、伝説の作品になったんじゃないかな?とは思うけど、久々に素直に楽しめるコメディだった。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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