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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:90分
監 督:カイル・ニューマン
出 演:サム・ハンティントン、クリストファー・マークエット、ダン・フォグラー、ジェイ・バルシェル、クリステン・ベル、デヴィッド・デンマン、クリス・マクドナルド、セス・ローゲン、ダニー・トレホ、イーサン・サプリー、ビリー・ディー・ウィリアムズ、ジェイミー・キング=ニューマン、ペル・ジェームズ、ウィリアム・シャトナー、キャリー・フィッシャー、ケヴィン・スミス、ジェイソン・ミューズ、レイ・パーク 他
1998年。父親の経営する中古車販売店に勤務するエリックは、高校時代、スター・ウォーズに熱狂したオタク仲間たちと久々に再会。長いブランクの末に来夏に公開される『スター・ウォーズ エピソード1』の話で大盛り上がりだったが、仲間の一人ライナスがガンで余命わずかであることを知る。彼の命が尽きるまでに、エピソード1を見せてあげたいと思い、ルーカス・フィルムの本拠地“スカイウォーカー・ランチ”に侵入しようと考え、一同はアメリカ横断の旅に出る…というストーリー。
TSUTAYA独占レンタルなんて謳い文句だが、実際はどこかで単館上映した(する?)模様。あらすじを聞いただけで、なんとなくいい感じの思えた作品なのだが、当初は国内未公開の予定だった。さて、それはなぜだろう。そんな思いで視聴。
ルーカスサイドの許可がなければ、もちろん実現しないような映像が目白押し。製作にケヴィン・スペイシーが名を連ねているが、シナリオを読んで感心して、諸々調整に尽力したってところだろうか。まあ、ルーカスサイドが損をするような内容ではないし、アニメの方は放映中だし、いろいろ大人の事情も影響はしているだろうが、とにかくルーカスって太っ腹だね、、って感じ。
豪華なカメオ出演陣もなかなかのもので、いろいろな映画関係の人脈の賜物ともいえるが、スターウォーズの威光、衰えずといったところ。
コメディということだが、中途半端に小手先の笑いだけを取りにいった感じではなく、純粋にオタク達の青春ロードムービーに仕上がっていると思う。
でも、観進めていくと、なんて本作が日本未公開になりそうだったか理由がわかったような…。ネタバレになるし、もしかしたら私が見落としているかもしれないのだが…。
まず、ライナスの余命が短いことは、ライナス本人は知らなかったんだよね????もしかして知ってたの?いつから?
どっちにしろ、ルーカスは何でライナスだけにエピソードⅠを観ることを許可したの?ライナスの病気を何で知ったのだ?もしかして“フォース”ってことだろうか。
わけがわからなかったので、実はも言う一回後半部分を見直したのだが、やっぱりわからなかった。
やっぱりフォースの力ってことで、なんとなく成立しちゃってるのだろうか…。もしそうなら、その部分だけはちょっと芸がない。なんとかならなかったのだろうか…。んー。
内容以外に注目したいのは、TSUTAYAがこういう未公開作品をどんどん買い付けてレンタルしはじめたってこと(本作以外にも、色々カルチャ・パブリッシングは買い付けてはじめている)。小さい配給会社がどんどん倒産して、ますますニッチな良作が公開されにくくなるなかで、一つのいい方向性だろ思う(冒頭のCPのロゴ映像はものすごくダサいけどね)。
まあ、小さい配給会社が倒産していったのは、シネコンに押されて…みたいな事情だけでなく、やっぱり山師的な感覚の経営者が多かったからだと思う。いまの情勢を考えれば、合従連衡で乗り切る局面だったのに、だれもその旗振りはしなかった。所詮はお山の大将たちだったいうことかも。残念だけど。
閑話休題。若干、シナリオに難点はあるように思えるけど、なかなか気持ちのいい良作。スターウォーズがそこそこ好きなら、基本的にお薦めする。私はかなり楽しめた。うん。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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