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公開年:1993年
公開国:アメリカ
時 間:144分
監 督:ブライアン・デ・パルマ
出 演:アル・パチーノ、ショーン・ペン、ペネロープ・アン・ミラー、ジョン・レグイザモ、イングリッド・ロジャース、ルイス・ガスマン、ヴィゴ・モーテンセン、エイドリアン・パスダー、ジョン・アグスティン・オーティス、ジョン・セダ、ジェームズ・レブホーン、ジョセフ・シラヴォ 他
ノミネート:【1993年/第51回ゴールデン・グローブ】助演男優賞(ショーン・ペン)、助演女優賞(ペネロープ・アン・ミラー)
麻薬の売買で街を牛耳っていたカリートは長く服役していたが、弁護士のクレインフェルドの手助けによって出所する。しかし、かつては裏の世界にもあった仁義は姿を消し、街は殺伐とした様子に変貌しており、ギャングの世界には嫌気がさしていた。そして、待っていてくれた恋人との愛に生きるため、カリートは街からは出ていくことを心に決めていたが、男としてクレインフェルドに対する借りを返さなければならず…というストーリー。
『ミルク』からのショーンペンつながりでレンタルしてみた。本作にも、私の知らないショーン・ペンがいましたな。ジャンキーの悪徳弁護士というアクの強い役を見事に演じきっている。役に徹するのと、他の役者よりも目立つということの、二つがうまいこと両立できており、実に印象深い。
いくつもギャング映画を観てきて、その後の1本ということならば、足を洗おうとしても洗い切れないギャングの悲しい性みたいな哀愁を楽しめるのかもしれない。しかし、私は、あまりギャング映画の数は観ていなし、造詣も深くないので、ちょっとメリハリがなく単調な作品に思えてしまった(上映時間もなかなか長くて、ダラダラ感が増幅しているような)。純粋に男気が臭い立つようなギャング映画を期待しているならば、裏切られてしまうかも。
カリートが以前に街を牛耳っていた時代のようすがいまいち表現されていないので、その対比としての、現在のちまちま小金を貯めるために商売している様子が、哀愁としてして映らないのかもしれない。
実は、デ・パルマ作品であることを知らずに観て、後から知ったのだが、まったく気付かないくらいデ・パルマらしさはない。ラストの追いかけっこの部分は、思い返せばそういえばそうかも…くらいの感じ。それほどデ・パルマに詳しいわけでないんだけれど、それにしても特徴がなさ過ぎる作品かなと。ちょっとアル・パチーノとショーン・ペンの渋い演技に乗っかりすぎですな。ギャング映画好きでかつ未見ならば楽しめるかもしれないが、その他の人にはお薦めしない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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