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公開国:アメリカ
時 間:93分
監 督:ジョン・ヒューズ
出 演:スティーブ・マーティン、ジョン・キャンディ、ライラ・ロビンス、マイケル・マッキーン、ケビン・ベーコン、マイケル・マッキーン、ディラン・ベイカー、ダイアナ・ダグラス 他
広告会社の重役ニールは、感謝祭を家族と一緒に過ごす約束をしている。仕事が終わり大急ぎでニューヨークから自宅のあるシカゴへ向かう。しかし大渋滞でタクシーを止めるに一苦労。やっと捕まえたのに、ちょっとした隙にタクシーを横取りされてしまう。それでも何とか空港に辿り付くが、飛行機は大雪のために大遅延。しばらくして搭乗することができたが、せっかくファーストクラスを予約していたのに、ダブルブッキングでエコノミーに乗ることに。ところが隣の席には、さきほどタクシーを横取りした男が。彼はデルというカーテンリングを売るサラリーマンだったが、足は臭いは巨体で寄りかかってくるは散々のフライトに。おまけにシカゴ行きだった飛行機は大雪のためにウイチタに途中着陸してしまう。仕方なく一泊しようとするが、どこに電話しても満室で途方に暮れるニール。そこにデルがやってきて、知り合いのモーテルに案内してくれるという。しかしモーテルに到着すると、満室でダブルべッドの部屋は一つしか空いていないいう。しかたなく同泊するのだが…というストーリー。
年齢がバレるけど、この作品、私が住んでいた地域では、『月の輝く夜に』と同時上映だった記憶が。でも、MGMとパラマウントだから、私の勘違いかな。とにかく目当てで観にいった作品よりも、楽しめた作品で、ずっと記憶に残っている。
典型的なロードムービー。もうデルは悪魔の使者並みで、とにかく冒頭はイライラさせられる。我々の身の廻りにもこういうイライラするやついるけどね。さらに、ちょっとしたやさしさに流されると、その後には必ず数倍の悪魔のビッグウェーブがやってくる。どうしても帰りたいのに、焦れば焦るほど目的地が遠くなっていく感じ。たまにこういう夢見ることあるわぁ。
このデルを演じるジョン・キャンディは、3年後に製作された『ホーム・アローン』で、家に戻ろうとするお母さんを途中で乗っけるポルカバンドの一員だったよね。それ観たときはニヤリとしたよ。絶対、本作をわかった上でキャスティングしてるよ。
PTAなんてタイトルがついているから、まあ列車の次は車なんだろうな…と予想がついたり、けっこうベタベタなんだけど、これでもかこれでもかと打たれ続けてもんだから、疲弊しすぎて笑えてくるし、デルを責めてもどうしようもないところまで到達しちゃう。そして、このイライラと、最後のウォーミング具合のギャップがスゴイ。
(ネタバレ)
妻とは離婚したのかなぁ…くらいに思っていたけど死んでいて、それどころか、妻がいないなら家も必要がないってことで、ホームレス状態なわけ。そりゃ足も臭くなる。そんな生活でそこまで太るか?と思うが、まあ、三食外食だったらアメリカならあり得るか。
ほっとした最後の電車の中で、いままでの苦労がフラッシュバックしてくる。辛かったしイライラしたけど、今となっては笑い話か…、あれ、そういえばデルのやつ変なこといってたな…と。そして居ても立ってもいられず駅に戻る。そして、散々足掻いてでも戻りたかった家に“友達”を招く。
この旅を通して、無駄なくスマートに生きることを是としていた二ールは寛容さを身に付け、そしてますます家族への愛を深める。一方のデールは、ニールにしてしまったことを省みて、判っていながらも“前向き”という美名で誤魔化してきた自分の性格の欠点を見つめなおす。そして、ニールの家族を見るデルの目には、妻を失った喪失感から一歩踏み出す勇気が生まれる気配を感じる。
劇中では、あいさつしたらすぐ帰るなんていってたけど、泊まっていったんだろう。そして、なんだかんだいって、今後も付き合いは続くんだろうな…と想像させて終了する。
久々に観なおしたけど、やっぱり古典的ではあるけれど愉しめる一作。お薦めしたい。
#やっぱり冒頭のあれはケヴィン・ベーコンだったか…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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