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公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:ジョナサン・フレイクス
出 演:ビル・パクストン、アンソニー・エドワーズ、ソフィア・マイルズ、ベン・キングズレー、ブラディ・コーベット、ソレン・フルトン、ヴァネッサ・アン・ハジェンズ、ロン・クック、フィリップ・ウィンチェスター、レックス・シュラプネル、ドミニク・コレンソ、ベン・トージャーセン、ローズ・キーガン、デオビア・オパレイ 他
コピー:実写版完全映画化!
世界の危機と戦う伝説の<国際救助隊>が今、出動する!!
億万長者で元宇宙飛行士ジェフ・トレイシーは、妻を失った後、資財を投じて国際救助隊を設立する。南海に浮かぶ無人島“トレーシー・アイランド”に基地を設置し、4人の息子と共に、最新救助メカ“サンダーバード号”で、世界中の災害救助に奔走していた。五人兄弟の末っ子であるアランは、まだ学生で隊には参加させてもらえず、羨望と嫉妬のまなざしで兄たちの活躍を見ていた。そんなある日、国際救助隊恨みを持つ“ザ・フッド”と名乗る男が、トレーシー・アイランドの位置を突き止め、攻撃を仕掛ける。まず、地球上空の静止軌道上を周回しているサンダーバード5号をミサイル攻撃。隊員全員が緊急出動した隙に、トレーシー・アイランドを占拠するのだった。しかし、春休みで島に戻っていたアランと友人たちは、フッド一味の目をかいくぐり、反撃の機会を伺う…というストーリー。
レンタルしてすぐに借りて観たときには、なんとポンコツ映画なんだろうと思ったが、改めてみると、前半は結構まともだった。主人公の中途半端なアイドル顔や、日本語吹き替えにV6を当ててみたりする上っ面だけのプロモーションが鼻についていたからなのか、マイナスな先入観に支配されていたのかもしてない。
メカのギミックや迫力は、今観てもクオリティは高い。救助活動の様子は、アニメでは味わえないワクワク感。なんでこの部分で勝負しなかったのか不思議なくらい。やはり、サンダーバード2号のデザインの美しさは異常である。子供たちの活躍も冒険活劇として面白かった。
なかなかいいじゃん!と思ったのだが、対立軸のポイントである“超能力”の設定が、ストーリー上、効果的に働いていない。こりゃダメだな…と判ったところで、シナリオを書き換えればよかったのだ。しかし、軌道修正するどころか、後半になればなるほど、アニメチックな擬音やコミカルな格闘バトルが頻発し、ツララで鎖を切るとか、何がなにやらわからなくなってしまう。
こういう正義のヒーローの物語は、悪役に魅力がないと、どうしようもないという典型例だと思う。もっと魅力的な悪役を再構築して、もう一回リメイクすれば大ヒットすると思うな。
それから、子供騙しはだめ。自分が子供の頃に子供騙しな作品を観せられた時の不快感を忘れちゃダメだよね。実に勿体無い。それ以上、特に感想はない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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