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公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:114分
監 督:ベン・アフレック
出 演:ケイシー・アフレック、ミシェル・モナハン、モーガン・フリーマン、エド・ハリス、ジョン・アシュトン、エイミー・ライアン、エイミー・マディガン、タイタス・ウェリヴァー、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、エディ・ガテギ チーズ、マーク・マーゴリス、マデリーン・オブライエン、スレイン 他
受 賞:【2007年/第74回NY批評家協会賞】助演女優賞(エイミー・ライアン)
【2007年/第33回LA批評家協会賞】助演女優賞(エイミー・ライアン:『その土曜日、7時58分』に対しても)
【2007年/第13回放送映画批評家協会賞】助演女優賞(エイミー・ライアン)
ボストンで人捜し専門の私立探偵を営むカップル、パトリックとアンジー。ある日、4歳の少女アマンダが誘拐される事件が発生しマスコミをにぎわせる。警察の捜査に進展が見られない中、アマンダの叔母夫婦がパトリックに捜索の依頼にやってくる。しかし、人捜しといっても借金を踏み倒し失踪したような人間を探すのが専門で、誘拐事件に関わったことはない。また、アマンダの母親の素行が著しく不良であることで、引き受けることを躊躇する二人だったが、叔母の必死な願いに応え依頼を引き受けるのだった。2人は、警察とは違う独自の人脈を使って操作を始めるのだが…というストーリー。
日本未公開作品。これだけキャストが豪華なのに未公開?話も悪くないし決して箸にも棒にもかからないような駄作ではないのになぜ?とは思うだが、日本の配給会社が躊躇した理由がなんとなくわかる気がしないでもない。
(以下、ネタバレぎみ)
前半は誘拐事件の捜査に協力する若い探偵カップルの話。後半は人の倫理観、正しい行いとは何か?を問いかける作品になっている。テイストが変わる前後半の境目がはっきりと存在していて、これがもう少しスムーズだったら、もっとよい評価になっていたに違いない。
モーガン・フリーマンやエド・ハリスにしっかり犯人フラグを立てつつも、スカしに使うなんて贅沢なもんだなぁ…って思っていた。しかし、最終的には役者のランクのとおりに、しっかりと絡んでくる(なんだ始めに疑ったとおりかよ…と)。
かといって、犯人がバレバレなショボい演出なわけではなく、サスペンスの見せ方としては悪くない。ただ、裏にある事件の真相自体がそれほどおもしろくも深くも感じられなかったせいか、どうもカタルシスがない。
ただそれは、カトリックが生活様式に色濃く反映している社会圏にいないと、このカトリック流の“慈悲”のかけ方がピンとこないのと、宗教的な感覚とアメリカ政府の福祉政策の乖離を感じているか否かの差が大きいのだと思う。おそらく、最後に突きつけられた二者選択は、日本の観客とアメリカの観客では、感じる重さがまったく異なるのだろう。
だから、最後の空気感だけでスパっと終わるラストも、我々は物足りなく感じるが、現地人は「う~ん」となったのではないかと。
正直、評価が難しいが、少なくとも佳作だとは思う。誰かと一緒に観て、君ならどうする?って話をしたくなる作品ってことで。私ならドイル所長から口止め料を貰ってだまってるけど(人でなし?)
#あのままドイル所長が、あの子供を養育し続けることが、社会的、法的に可能なのか?なーんて、そっちの方に意識がいってしまったりもする。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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