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公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:ジョン・カラン
出 演:ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、フランセス・コンロイ、エンヴェア・ジョカイ、ペッパー・ビンクリー 他
コピー:悪を憎み続ける男 正義をあざわらう男 男たちを蝕む女──そして理性は崩壊していく。
デトロイトで仮釈放管理官として働くジャック。これまで真面目に働き続け定年を間近に控えていた。最後に担当する受刑者は“ストーン”と呼ばれる男で、祖父母を放火で死なせた罪でこれまで8年間服役し残りの刑期が3年だった。仮釈放と強く望むストーンだったが、その反抗的な態度にジャックは強硬な姿勢を崩さず、面談はうまく進まない。そこでストーンは妻のルセッタにジャックを誘惑し、評価に手心を加えてもらおうと画策する。ルセッタは指示どおりにジャックに接近。当初は接触を拒むジャックだったが、結局根負けし二人きりで会うと一線を越えてしまうのだった。その一方、刑務所の中で精神世界に興味を持ち始め、自己啓発にのめり込んでいくストーンは、徐々に真人間に近づいていき…というストーリー。
昨日の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』は、カトリック社会の空気がわからないとピンとこないのかな…と思ったが、本作はそれ以上にピンとこないかも。要するに、罪と罰に対する感覚がどうもスっと入ってこないのだ。同様にキャストが豪華な点も共通しているが、そちらの点でも本作は劣る。エドワード・ノートン自体どこか知的な匂いを拭いきれないので、こういう展開になるのが読める。また、ビッチ系の役ばかり続いているミラ・ジョヴォだけど、そういう役しかこないのか、そういう役しかできないのか。正直、この手の役柄の彼女は飽きた。
この話の主軸は、真面目一本だったジャックと、クソ人間のストーンが、面接を繰り返していくうちに次第に入れ替わっていき、善悪とは何なのか、罪と罰とは何なのか、ひいては生きる意味とは何なのか…ということを考えさせようということだと思う。この逆転の様子を見せるのがおもしろいと思うのだが、仮釈される時のストーンは元に戻っているように見え、どうも逆転したとは考えにくい。冒頭にジャックの若い頃のエピソードを仰々しく差し込んでいるが、それだと彼が元々問題のある性格傾向だということになってしまい、ますます逆転したのではなく、人間なんか内面的には善人も悪人もたいして変わりは無い…という論調になってしまう。単にジャックとストーンが個人的に問題を抱えているだけに見えてしまい、“人間”すべて似たようなところがあるよね…という哲学的なところまで昇華するのを妨げているようにも思える。
シナリオの軸がぶれているのか、私には見えないテーゼが隠れているのか、アメリカで善とされているものが同時に持ち合わせる闇みたいなものを肌で感じていないとダメなのか、本作も評価が難しい作品。ただ、佳作とまでは言いがたい。サスペンス的要素では、明らかに『ゴーン・ベイビー・ゴーン』より劣る。“STONE”もダブルミーニングになってるんだかなってないんだかよくわからないし。特段、お薦めはしない。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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