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image1906.png公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:134分
監 督:ポール・ハギス
出 演:ラッセル・クロウ、エリザベス・バンクス、ブライアン・デネヒー、レニー・ジェームズ、オリヴィア・ワイルド、タイ・シンプキンス、ヘレン・ケアリー、リーアム・ニーソン、マイケル・ビュイエ、ジェイソン・ベギー、アイシャ・ハインズ、RZA 他




愛する妻子と共に幸せな毎日を過ごしていたる短大教授のジョン。ある朝、家に警察が突入し、殺人の容疑で妻ララを逮捕してしまう。3年後。ジョンは妻の無実を信じ、あらゆる手をつくしていたが、彼女に不利な証拠を覆すことができず、控訴の方策も尽き、有罪が確定してしまう。絶望したララは自殺未遂を図り、それを目の当たりにしたジョンは、彼女を脱獄させ、ララの人生と家族の生活を取り戻すことを決意する。ジョンは、脱獄経験者デイモンに教えを請い、生活のすべてを犠牲にして、綿密な脱獄計画を練り上げていくのだったが…というストーリー。

フランス映画のリメイクらしいが元作品は知らない。

それなりに蓋然性のある証拠が揃ってるから、逮捕されるのは仕様が無い状況。懲役20年くらってしまって、弁護士も家族もはっきり彼女が犯人だとは言わない。そりゃあ周囲の人からすれば、現実を受け止めてきちんと生活してほしいわな。
ただ、こういう冤罪は無くはないので、自分が同じ立場だったら、ゾッとするな。

YOUTUBEで発見した万能キーの作り方にならって鍵を作成。実地で試してみたら、まさかの失敗で、あやうく逮捕されかけ。あまりにストレスで吐いちゃうっていう、綿密なんだか杜撰なんだかわからんアホなおっさん。ただの短大の先生だもんな。アクション作品が多いラッセル・クロウに対する先入観のせいで、普通のおっさんが似合っていないと感じるからなのか、モタつくというか、堅苦しい印象に繋がっているかも。

実のところ妻はやったのかやってなかったのか…を、最後のボタンのくだりまではっきりさせないので、始めは妻の無実を信じて、その愛ゆえに頑張っちゃってる感じだったけど、本人も本当に妻はやってないのか?という疑いが生じていて、それを払拭するために意地になっているように見えなくもない。そういう思いを含めて、ジョンの追い詰められていく様子は、手に取るように判るので、感情移入はできる。

監督ポール・ハギスによる脚本がすごいのか、オリジナルがすごいのかは不明。でも、ちょっと紛らわしくて、疑問に感じる演出が無いわけではない。車で逃走しているとき、パトカーが迫ってきていて橋の上で追い詰められたと思ったのに、次に出てきたシーンでは、普通に走行。は?とおもって撒き戻したら、別に停められてたわけじゃねえんだ。そうか、演出というか編集に難アリなんだな。

いずれにせよ、失敗するかもしれない、成功しても3人揃っては無理なのかもしれない…と、最後まで思わせることができているんだから成功。
妻を救出し、息子に母を取り戻す。でも、最後の単なる安堵とは違うジョンの表情はなんだろうね。妻は冤罪だったかもしれないが、それを救うために自分は人を殺めてしまったことに対してか、それとも本当に妻はやっていないのかどうかの疑念のためか。『ミリオンダラー・ベイビー』に通じる、いい意味での後味の悪さってやつだった。

受賞暦は皆無だけど、良作だと思う。オリジナル作品を観て比較したい。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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