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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:101分
監 督:グレゴリー・ホブリット
出 演:ダイアン・レイン、ビリー・バーク、コリン・ハンクス、ジョセフ・クロス、ビリー・バーク、メアリー・ベス・ハート、ピーター・ルイス、タイロン・ジョルダーノ、パーラ・ヘイニー=ジャーディン、ティム・デザーン、クリス・カズンズ 他
コピー:FBIサイバー捜査官を追い詰める、66億人の好奇心。
ジェニファーは、サイバー犯罪専門のFBI特別捜査官。夫とは死別し、母親と娘と共に生活している。ある日killwithme.comというサイトへの通報が入る。そのサイトでは、拘束された猫が衰弱していく様子をライブ中継したが、封鎖してもIPアドレスを巧妙に変更してサイトにようる中継をし続けた。その後、動物ではなく縛られて薬物を投与された男が映し出される。薬物の投与量はアクセス数にによって増える仕掛けとなっていたが、ジェニファーたちの必死の捜査も虚しく、アクセス数は増える一方で、やがて男性は絶命してしまう…というストーリー。
サイトで行われる犯人の所業はなかなかエグくて、目を背けたくなるほどなのだが、『ソウ』シリーズに比べればかわいいもので、公開当時は物足りなく思われたかもしれない。
あまり評判がいい作品ではないようなのだが、私はそこそこ評価をしたい。シナリオ自体はなかなかウマいと思うので。
子供がいるシーンを強調したり、家にアタックをしかけられたりしたので、おそらく子供がさらわれたりするピンチがあるんだろうなーと思わせておいてスカす…とか、犯人はいったい誰なのか?そこを軸にストーリー展開させていくのかと思いきや、中盤ですっかり犯人を明してしまうとか、「お、そう来るか…」と裏をかくような展開が巧みだと思う。
また、こういう連続殺人鬼モノは、変に犯人を巨悪にしたり、救いようのない怪物にしたりと大風呂敷を広げたりパターンが多いけど、本作の犯人のような小物との闘いに、逆に新鮮さを感じてしまった。
『CSI:科学捜査班』なんかを見慣れた人は、画像解析でもっと場所の特定とはできるんじゃねーの?とか考えるかもしれないけど、むしろCSIのほうが都合が良すぎるわけで、このくらい手間取るくらいが自然だと思う。
最後のFBIのバッチのところは、お前らも加害者みたいなもんだぞ!とアピールしているのであって、格好つけたわけでもないし、もちろん笑いどころでもない。あそこでスパっと終わらせたのは悪くはなかった。
また、これ以上、上司のグダグダぶりにイライラさせられたり、身の回りで何かが起こったりすると、逆にウンザリしてしまっただろう。さらっと流したところに抜きどころのウマさがみえる。小気味良いテンポと、適度なスリルを味あわせてくれた、快作だと思う。
#褒めたけど、本作の脚本家さんたち、あまり他の仕事やってないんだよなぁ…。
ディテールの甘いところで、どうにかしたほうが良かったんじゃないかと思うのは2点。IPアドレスが頻繁に変えられるというのはわかるけど、人命がかかっているのだから、諦めずに愚直にサイトのブロックをし続ければ、すこしでもアクセス数は減らせるのにな…とか思った所。もう一つは、橋の上でFBIに電話をした後、車に戻ったところ。いくらライトが点いたからってからって、雨で寒いからって、犯人に細工された車に戻らんよ。そんなところか。まあ、目くじらをたてるほどでもない。軽くお薦め。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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