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image1756.png公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:105分
監 督:ジム・シェリダン
出 演:トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン、サム・シェパード、クリフトン・コリンズ・Jr、メア・ウィニンガム、テイラー・ギア、ベイリー・マディソン、キャリー・マリガン、パトリック・フリューガー、ジェニー・ウェイド、オミッド・アブタヒ、ナヴィド・ネガーバン、イーサン・サプリー、アーロン・シヴァー、レイ・プルーイット 他
ノミネート:【2009年/第67回ゴールデン・グローブ】男優賞[ドラマ](トビー・マグワイア)、歌曲賞(ボノ/U2“Winter”)
【2009年/第15回放送映画批評家協会賞】若手俳優賞(ベイリー・マディソン)
コピー:世界の果てをみた兄に、まだ声は届くだろうか。

海兵隊に所属するサムは、妻と2人の娘と幸せな暮らしをおくっていた。しかし、サムの弟のトミーは、銀行強盗をやって捕まり服役しており、家族はそんな彼を嫌っていた。トミーが仮出所となった直後、サムは入れ替わるようにアフガニスタンへの出動を命じられる。しかし、無事帰還を祈る家族の思いも空しく、サムの訃報が届く。葬儀を終えても悲しみに暮れるグレースと娘たちを見て、これまで問題ばかりおこしていたトミーも、彼女たちの支えになりたいと思い始め、徐々にグレースたちのも打ち解けていくのだった。そんな時、死んだと思われていたサムが生きていると連絡が入り…というストーリ。

冒頭の日常生活の場面から、ずっと重~~い雰囲気。そのままず~っと思い雰囲気で、1秒たりとも息を抜けることがない。普通はもうすこし緩急があってもいいはずなんだけど、ただただ、重苦しい。でも、かといって、ラース・フォン・トリアーみたいに、意図的にこれでもかこれでもか…ってやってる感じではない。
ちょっと心が病んでる人が、シナリオを書いたんじゃないかと思うほど。

観ているほうは、サムが死んでないのも判ってるから、立ち直ろうとしている残された人たちの様子が痛々しく感じるけど、どうせ戻ってきてモメるんだろうな…と思うと空々しくも感じてしまう。おまけに、アフガンで捕まってる間が長すぎるから、その空々しい時間の長いこと長いこと。

トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン、各々の演技には何の不満もなかった。メインの3人以外もみんなお上手だった。でも、これだけメジャーな役者揃いなのに、重苦しい空気にかき消されてしまうほど。

デンマーク映画がオリジナルらしいんだけど、舞台がアメリカになったのが、敗因かな…とも思う。薄っぺらなリベラル思想による反戦メッセージが鼻に付くって感じ。
苦痛で壊れてく兄、つらい思いをしている人たちの痛みを身近に感じて人間らしくなっていく弟、なんとか立ち直ろうとする妻と家族。本当は撒き戻されるはずのないネジが撒き戻され、そんな3者が改めて交わるけれど、同じようになれるはずもなく…。弟がいい人になっていく過程がちょっと薄い気もするんだよなぁ。だから、トミーとグレースの間がそれほど縮まったように見えないし。

元の『ある愛の風景』って反戦映画なのかな?本当は、もう少し、このすったもんだの先に生きる希望が見える内容なんじゃないのかな(捜して観てみようかな)。とりあえず、微塵のカタルシスも希望の光もないので、お薦めしたくない。



負けるな日本

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