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image1932.png公開年:2010年
公開国:フランス
時 間:80分
監 督:レベッカ・ズロトヴスキ
出 演:レア・セドゥー、アナイス・ドゥムースティエ、アガト・シュレンカー、ジョアン・リベロー、ギョーム・グイ、アンナ・シガレヴィッチ、マリー・マテロン 他
受 賞:【2010年/第36回セザール賞】有望若手女優賞(レア・セドゥー)




17歳のプリューデンスは広い家に一人暮らし。母親が死んだ後、父親は海外出張でカナダにいったきり戻ってこず、姉は母親のいない家にはいられないと、親戚の家に泊まりこんでいる。誰からも干渉されない自由な生活だが、孤独に押しつぶされそうな毎日で、その孤独を補うため、人との繋がりを求めてデパートで窃盗を繰り返している。ある日出会った不良少女マリリンと知り合いになり、家に泊めるようになる。マリリンの知り合いが、違法バイク・レースをやっていることを知り、その世界にも関わっていく。そこで同じ年毎のフランクと出会い、特に恋愛感情があるわけでもないのに肉体関係を持つが、どれだけ、刹那的な関わりを重ねても、プリューデンスの心は満たされず…というストーリー。

どこかで見たことがある気が…と思っていたら、このレア・セドゥーは、『ロビン・フッド』とか『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』にちょこちょこ出てるんだな。でも、この女優さん一人で作品を引っ張れるほどの魅力があるわけではない。

『太陽の季節』のような若者の暴走を描いたともいえるし、80年代の角川のアイドル映画のように少女の背伸びを描いたともいえる。孤独な少女の退廃的な一時期をポートレートのように切り取った一作…といえば聞こえがいいが、あちこちで乳を出すシーンばかりだし、少女の苦悩の表現も甘いし、自暴自棄に危ういところに飛び込んでいくハラハラ感も薄い。
何か、ドラスティックな展開でもあるのかと期待したが、ラストまで大きな展開はなく、根は清純な少女が無理をして、アンビバレントな状況に苦悩するだけという、予想のつく内容。それを補うような、ショッキングなシーンがあるわけでもなく、とにかく退屈。

(ネタバレ…なのかな)
死んだはずの母親が、なぜかラストに登場。なにやら耳が遠くなったり、ちょっと精神に支障があるような雰囲気なのだが、わけがわからない。父親も姉も母親が死んでいないことを知っていたのか?大体にして、母親が死んだということにできるものなのか?それを17歳にもなった人間が信じるなんていうことがあり得るのか?
いや、さすがにそんな馬鹿なことはないだろう。きっと、このシーンごと、あまりの孤独感から生じたプリューデンスの妄想に違いない…とか、色々考えは巡ったのだが、何か考えることすら、労力の無駄な気がして、そのまま私は心をクロージングしてしまった。
だから、ラストの意味は結局よくわからない。

日本未公開作品なのだが、そりゃそうだろう…って出来映え。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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