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公開国:アメリカ
時 間:108分
監 督:ダグ・リーマン
出 演:ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、サム・シェパード、デヴィッド・アンドリュース、ブルック・スミス、ノア・エメリッヒ、ブルース・マッギル、マイケル・ケリー、アダム・ルフェーヴル、タイ・バーレル、ティム・グリフィン、ジェシカ・ヘクト、ハーレッド・ナバウィ、トム・マッカーシー、アシュリー・ガーラシモヴィッチ、クイン・ブロジー、ノーバート・レオ・バッツ 他
ノミネート:【2010年/第63回カンヌ国際映画祭】パルム・ドール(ダグ・リーマン)
コピー:アメリカ合衆国 史上最大のスキャンダル
イラク戦争を巡る巨大な謀略。兼直に立ち向かったCIAエージェントの孤高なる戦い。
9.11同時多発テロ以降、ブッシュ政権はアルカイダへの報復を進める一方、イラクへも矛先を向ける。そして、イラクが核兵器の開発を行っているとの情報を元に、CIA諜報員ヴァレリー・プレイムは、その証拠固めの任務に就く。その中でニジェールがイランにイエローケーキとアルミパイプをイラクに売却したとの情報が入る。ヴァレリーの夫ジョー・ウィルソンが、元ニジェール大使だったため、その真偽を確かめるために協力を依頼する。しかし、疑惑の証拠は微塵も掴めず、情報は虚偽であるとの結論に達する。しかし、ブッシュ政権は、ヴァレリーの報告を無視し、イラクへのウラン売却を根拠としてイラクへ宣戦布告してしまう。怒ったジョーは、新聞で事実を寄稿してブッシュ政権を批判。しかし、政権側はヴァレリーが秘密諜報員であることのリークして報復するのだった。そのせいで、彼女だけでなく、彼女の任務に携わっている協力者たちが危険にさらされてしまい…というストーリー。
これはノンフィクション。主人公であるCIA工作員だったヴァレリー・プレイムの回顧録が原作である。
細かい検証や解釈の差異はあるだろうが、外部的な要因を考えると、本作で描かれている当時のブッシュ政権がやったことはほぼ正確だろう。そして、当時の小泉政権が、このクソくそ情報を信じ(というか信じるしかなく)イラク戦争に加担してしまったという汚点を残すことになる。
いささか、民主党寄りのバイアスが掛かりすぎなのは否めないが、この映画を観て共和党に投票する人間はいないと思う。とにかく馬鹿ブッシュに二期も大統領をやらせた黒歴史をアメリカは簡単には拭えないだろう。この映画を観たら、あと20年は共和党が政権をとることはないと思うわ。いや、逆にこの状況で共和党が復権したら、それこそアメリカの終わりの始まりだね。
108分という短めの映画だが、スリリングな展開で見ごたえはばっちり。でもそれ以上に、当時の状況の記憶が新しいだけに、観ていて怒りしか沸いてこなかった。ブッシュとライスの顔が映るたびに腹立たしさマックスである。
そして、今、共和党の大統領候補であるモルモン教徒のロムニーは、ブッシュに匹敵するくらいのアホ発言がポロポロ。別にオバマが実力のある大統領だとは思わないが、ロムニーではどうしようもない。むしろロムニーが勝つようなことがあれば、何が彼を大統領にしたのかを分析すれば、何がアメリカを動かしているのかが判ってしまうということ。
ショーン・ペンは個人的な信条としても是非やりたかった役だろう。ラストのショーン・ペンのセリフは胸が熱くなる。民主主義の原理をいまさらながら再確認させてくれる。共和党だろうが民主党だろうが、他国の人間だろうが、民主主義を標榜している国民はもう一度このセリフをかみ締めるべきである。
「国家は担う責任とは、権力を握る一部の人間にあるわけではない。」
「我々が市民としての責務を忘れないでいる限り、圧政の支配から必ず逃れることができる」
「民主主義は簡単に手に入るものではない」「市民の責務を果たせ、未来の子供たちのため」
残念ながら日本の民主党の中には、このセリフの意味が微塵ももわかる人間はいないからね。
言うまでもないが、韓国や中国は、このスタートラインにすら立っていない。日本も中国も韓国も平等に付き合うべきというが、立脚すべき足場がまったく違うだから、対等に付き合うことはできない。いや対等に付き合おうとするほうが、無理がある。“別の世界”であることを認識できない、団塊世代の中国大好き、韓国大好き人間たちは、根本がわかっていないから、過ちを犯す。彼らはどんなに痛い目にあっても、チャイナリスクを無視し続けるだろう。多分、強制的にご退場いただくしか、解決策はないと思う。
同時に、マスコミがマスコミとして取るべきスタンスを逸脱することが、混乱を助長すること。政府の圧政に助力することを、強く指摘している。現在の、中国・韓国の状況を見て、第二次世界大戦前夜と同じだという人がいるが、マスコミの対応に関しては、日本のマスコミの立ち位置は、ブッシュ政権時のアメリカのマスコミに近いだろう。
まあ、いずれにせよ、日本人が日本人として責務を果たせば、未来は見えてくる。間違っても“世界人”などという、虚像の立場で物を考えなければ間違うことはない。そんな似非“インターナショナル”な思考をするのは、団塊世代だけだけどね。
映画としてのデキがいいかどうかの問題ではなく、今、観ておくべき作品。映画賞の受賞が少ないのは、政治的に直球すぎるせいであって、質が悪いわけではない。とにかくラストのセリフだけでも価値のある作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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