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公開年:1998年
公開国:アメリカ
時 間:119分
監 督:トニー・ケイ
出 演:エドワード・ノートン、エドワード・ファーロング、ビヴァリー・ダンジェロ、フェアルーザ・バーク、エイヴリー・ブルックス、ステイシー・キーチ、エリオット・グールド、イーサン・サプリー、ガイ・トーリー 他
ノミネート:【1998年/第71回アカデミー賞】主演男優賞(エドワード・ノートン)
コピー:兄さん、僕たちの物語は憎しみの歴史にピリオドを打てるだろうか。
消防士だった父親が黒人に殺されたのをきっかけに、デレクは白人至上主義の組織に入り、その思想にのめり込んでいく。ある日、デレクは車を盗もうとした複数の黒人を殺害し服役。その後、兄のデレクを尊敬する弟ダニーも、組織に出入りするようになる。ダニーは兄の出所を待ちわびたが、数年後に出所したデレクは別人のように変わっており…というストーリー。
パッケージのイメージから、ネオナチなんかをテーマにした、もっと仰々しいストーリーだと思い込んでいた。まったくの食わず嫌いでいままで未見だったのだが、まったくの見当違いで、もっと早く観ておけばよかったとすら思う。
人種差別というのは、不満・ストレスの理由を、手近な差異に結び付けているだけで、真の理由ではない場合がほとんど。デレクの父からデレクへ、デレクからダニーへと、もっともらしい理論の刷り込みが行われるが、“もっともらしい”だけ。この“もっともらしい”点が話しをややこしくしているすべての原因である。実はさほど根深くもややこしくもなく、差別している側もされる側も、このもっともらしいだけで、因果関係もなにもない点を論破できないことが問題なのである。そして往々にして、その解決のためには暴力が用いられ、そうなってしまえば、単なる暴力の連鎖だけが続くのである。
どの演者もとても迫力のある演技だが、エドワード・ノートンの狂気の演技は特にすごい。緊張感が伝わってきて、観ているだけで筋肉に力が入ってくる。米アカデミー主演男優賞にノミネートされているが、その年に獲ったのは『ライフ・イズ・ビューティフル』のロベルト・ベニーニ。『ファイトクラブ』大好きのワタシ的にはエドワード・ノートンのほうがふさわしく思える。
ただ、ストーリー的に、若干難点があると思われ、受賞に至らなかった理由はそこかも(本来、ストーリの不備が演技賞に影響を及ぼしてはいけないんだけどね)。
刑務所で偶然出会うある黒人との関わりで、デレクは急激に改心していくわけだが、平気で無慈悲に躊躇無く暴力を振るう彼が、あの程度で改心するというのは、いささかバランスが悪い。オカマを掘られることと、人種差別思想が、同じ程度の重みだって言っているようなものだものなぁ。
最後はガツンとくるラストで終わるのだが、はたしてこの連鎖は終わるのか否か。答えを明確にださないで、終わる。それでよい。あとは実社会でということだ。
未見の人は是非観るべき。人種差別主義者のインチキを見抜くための見識も深まるだろうし、DV野郎がどういう態度で人を支配していくのかもよくわかって対処のお勉強にもなるだだろう。お薦め。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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