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公開国:アメリカ
時 間:99分
監 督:マイケル・ギャラガー
出 演:ケイトリン・ジェラード、メラニー・パパリア、シェーン・ドーソン、アンドリュー・ジェームズ・アレン、ライザ・ウェイル、トビー・ターナー、ロジャー・バート、キース・デヴィッド 他
母親が自殺し、心を病んで大学を休学していたアシュリー。復学を機に環境を変えようと、実家から離れて同級生プロキシの住んでいる家に同居することに。プロキシの誘いでネット仲間のパーティに誘われたアシュリーは、そこで、とある都市伝説のことを知る。それは、インターネットのチャット上で、“I did it for lulz”とメッセージを3回タイプすると、相手の家に人間の皮膚を笑った表情のように縫い合わせた仮面の殺人鬼“スマイリー”が現れ、相手を殺してしまうというもの。そこで、パーティに参加していたネット仲間が遊び半分でタイプすると、本当にスマイリーが現れてしまう。アシュリーとポロシーは驚愕するが、ネット仲間は悪戯だと一笑に付す。帰宅後、本当に悪戯なのか疑問に思った二人は、確かめようと自分のパソコンからメッセージを打つが…というストーリー。
この、スマイルマークに縫い合わせた皮膚のマスクは、『テキサス・チェーンソー・マサカー』以上のインパクトがあるかもしれない。本当にジャケットの画像は気持ち悪い。こりゃあ、ホラー界の新ヒーローが誕生か!と期待。
しかし、アシュリーがパソコンで見る“スマイリー”は、縫い合わせた笑い顔のマスクではあるが布製である。アシュリーの妄想の中に登場するのは肉マスクだが、実際に出てくるのは違う。うーん、どう考えても、モンスターではなく、人間がマスクを被っている。
んー。犯人は人間だよねぇ…。
で、誰が犯人なのかしら…という展開になるのだが、そこから始まるのは謎解きではなく、アシュリーがまた病んでくる。アシュリーは何故か判らないけど、スマイリーが超常的な存在だと恐れ始める(まあ、画像が消えたりしていたので、そう思うのもわからなくはないんだけど…)。
そこからしばらく、カウンセリングを受けたり、大学教授が犯人か?みたいなおもしろくないミスリードがったりして、非常に退屈。ホラーなのに眠くなる。10分くらいカットしてもなんの問題もない。英語がわからなくても主役の子の演技がイマイチなのがわかるレベルなのが、退屈さを助長する。
(以下ネタバレ)
で、結局、ネット仲間のタチの悪い悪戯でした…ってオチなんだけど、どう考えても辻褄があわないところが。アシュリーはポロシーの彼氏の家にいくのだが、そこで落ちていた銃を拾う。そして、自分の部屋に帰ったときに誤って恋仲になりかけているゼーンを撃ち殺してしまう。
で、ネタばらしで、実は空砲で血糊を仕込んでいたんでーすってことになるのだが、アシュリーが銃を拾ったのなんか偶然じゃん。撃つかどうかもわかんないじゃん。
さらに、プロローグで出てきた、本編には関係ない女の子のチャットには肉仮面のスマイリーが出てきたから、あれは何なのか?ってことになっちゃうから、最後にとって付けたように本物を出しちゃう。人が死ぬような悪ふざけをしても、悪いとも感じない若者たちの神経の恐ろしさ…というオチだったのに、本物を出してしまたっために怖さが半減。もう、そこまでくるとグダグダで、エンドロールにアシュリーの目を醒まさせてしまう。生きてました…に何の意味があるのか。行き当たりばったりアンド行き当たりばったり。
駄作ですな。このシナリオを中学1年生が書いたっていうなら、将来有望だと思うけどさ。いい大人が世に出す作品ではないよ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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