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公開国:アメリカ
時 間:90分
監 督:アンソニー・C・フェランテ
出 演:ディー・ウォレス、ステファニー・グレコ、ブレント・リディク、ジャスパー・コール 他
女主人・リリスが経営するミートパイが絶品のパン屋でアルバイトをするグレーテル。双子の兄のヘンゼルはゲームおたくで、部屋に篭ってゲーム三昧。二人は母親を幼い時に失っており、父親と3人で暮らしている。そんなある日、父が若い恋人と再婚すると打ち明けられると、ヘンゼルは憤慨し家を飛び出し、森に入ってしまう。兄を追いかけるグレーテル。ヘンゼルは何故か森に仕掛けてあった罠にはまってしまい、足を大怪我してしまう。追いついたグレーテルと重傷のヘンデルは森を彷徨っていると、一軒の家が。ノックすると出てきたのはリリス。こんな森の中に住んでいるとは露知らずおどろくグレーテル。取り急ぎヘンゼルの治療をしてもらうと、リリスはグレーテルに、今夜は泊まって行くことを薦める。そして、突然リリスは、パン屋の権利をグレーテルに譲りたいを言いはじめ…というストーリー。
お気付きだとは思うが『ヘンゼル&グレーテル』(2013)と間違えたわけですわ。そりゃ間違えるでしょ。同じタイトルなんだから。
もう、こういうのいい加減にしてほしい。リンカーン、ヘンゼルとグレーテル、ジャックと豆の木、こいつら多すぎ。
まあ、元々人喰い魔女のお話なので、お約束の展開になるのは大方の予想通り。要するにリリスが人喰いなわけだが、密かに育てている息子二人も人喰いなわけだ。ほぼ地下室などにいるようで、髪もボサボサ、風呂に入っていないような風貌。こいつらが、捕まえてきた人を捌いているわけだ。
まあ、なかなかエグい描写もあって、ホラー物としてはアリなのかもしれない。でも、冒頭で出てくる焼却炉はどうみてもオーブンに見えないのだが、野菜でデコってたところを見るとやっぱりオーブンなんだろうね。
たかだか3人の食人鬼なので、1日に食べる量なんか知れているんで、冷蔵庫とか必要だと思うんだけど、そういう描写は一切ないんだ。ということは余りは捨てているのか、ミートパイになっているのか…。でも、さすがに毎日一人ペースで人を殺しているわけではなさそう。
あまりに芸がないと思い始めたのか、突然、幻覚剤が噴霧される演出。そんな幻覚剤を噴霧できるような、高度なことができるなら、もっとバレないように色々できると思うのよ。その技術力を冷凍技術に向ければ、いかにおいしく死体を保存できるか…という冷蔵庫があったら、“飼っておく”意味もあまりなくなってしまうので、やっぱり無いような気がする。でも、それじゃ、なんか矛盾を感じる。
誰でも考え付きそうな内容なんで、驚きも感心も無いんだけど、それに加えて、ディテールが甘すぎて、時間の経過と共に興味が失せていく。
ストーリー上の大きな謎ポイントが、リリスがグレーテルを後継者と見込んでいるところ。契約書にポタりと血が落ちると、それがグレーテルという文字に。魔女的な臭いをプンプン感じさせる演出なのに、それ以降“魔法”的な演出は無くなり、タダの殺人鬼に…。なんだ、このいきあたりばったり演出…。
で、結局「私と似ているのよ…」で片付けてしまい、謎解きはない。ヒドい。
一緒につかまっていた人はもちろん、親も保安官も死んでしまった後、なんであのパンやに戻れるのか…。で、無理やりリリスの声に従ってミートパイを喰いはじめるグレーテル。だ・か・ら、そういう演出をしたいんなら“似ている”だけで片付けちゃだめなんだよ。
それに、それが最後のオチでは弱すぎる。まず、グレーテルが後継者であるおもしろい理由。その後は、グレーテルとヘンゼルの兄妹バトルに発展するくらいのむちゃくちゃしないとさ。
中学1年生レベルのシナリオ…。これは、観ちゃダメ警報。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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