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公開年:1989年
公開国:アメリカ
時 間:103分
監 督:メアリー・ランバート
出 演:デイル・ミッドキフ、デニース・クロスビー、フレッド・グウィン、ブラッド・グリーンクイスト、ブレイズ・バーダール、ミコ・ヒューズ、スティーヴン・キング、マイケル・ロンバード、スーザン・ブロンマート、カヴィ・ラズ、チャック・コートニー 他
受 賞:【1990年/第18回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭】観客賞
田舎の大学の校医となることが決まり、家を購入して引っ越してきたクリード一家。妻レイチェルと幼い娘のエリー、歩き始めたばかりの息子ゲイジと共にシカゴから引っ越してきた。しかし、家の前の道路を大型トラックが猛スピードで頻繁に往来する様子にに驚く。向かいの家にすむ老人ジャドは、この道路で轢かれたぺットを葬るペット霊園が裏山にあることを教える。感謝祭の日、レイチェルと子供達がシカゴの実家に帰省していたが、エリーが可愛がっていたペットの猫チャーチルが車に轢かれて死んでしまう。ルイスは、幼いエリーが身近な“死”を受け入れることが難しいと悩む。そんな彼の様子を見たジャドは、詳しい事情も説明せずに、チャーチルの死体を裏山からさらに奥に分け入った丘に埋めるように指示するのだった…というストーリー。
原作者スティーヴン・キング自らシナリオを書いているのだが、映画版に直接関わって成功している稀有な例だと思う。キューブリック版の映画の内容が自分の原作のイメージと合わないっていって、自ら脚本・製作総指揮をした『シャイニング』なんかトホホの極みだった。逆に、原案とか原作だけで関わっている作品のクオリティの高さはハンパないわけで、天はニ物を与えずとはまさにこのこと。
ズバっと猟奇的な演出になりがちな昨今のホラーとは違い、奥ゆかしさすら感じる(?)ホラーかなと。守護者の霊が導くという展開や、奥さんの過去の経験の話など、恐怖と悲しさと軽いユーモアが絶妙なバランスで配合されいるところが、実にキングらしい。
本人も薄々どうなるかはわかっているのに、情にほだされてやってしまう悲しさ。子供がいる人は、この状況になったら自分も思わずやってしまうかも…と思うか思わないかが、本作の評価の分水嶺だろう。まあ、息子のことはまあわからんでもないが、奥さんはどうなのよ?と思う人は多いかもしれないが…。
#まあ、「ジャドじじぃ、おまえがすべて悪い!」と言いたくなるけどね。
そこに共感できずに、単純にホラーを期待していた人は肩透かしをくらうことになる。いや、そういう人は、キングのホラーは元より“モダン・ホラー”ってやつでは物足りなく感じる脳になっちゃってるのだろう。ホラーやスプラッタって観続けていると耐性ができちゃっう。麻薬みたいなもんだからね。麻痺している人には、こういう家族の感情みたいな部分をチクチク攻撃してくるキングの演出のよさが見えなくなってくるのかも。
そういう意味でも、逆に新鮮に感じた一作。これはお薦め。
#しかし、ネイティブアメリカンの墓がゾンビ製造機だとか、ヨチヨチ歩きの子供がチャッキーばりに殺りまくる内容は、今では製作しにくいだろうし、地上波で流すのは難しいかもしれん。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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